話題の日本作家を集めた専門書店

話題の作家☆専門書店

1,500円以上で
送料無料

※ 一部大型商品を除く
カートを見る ヘルプ
東野圭吾 東野圭吾の原作ドラマ 宮部みゆき 宮部みゆきの原作ドラマ 伊坂幸太郎 伊坂幸太郎の原作ドラマ
今野敏 村上春樹 大沢在昌 小川一水 恩田陸 海堂 尊



特集
ガリレオ
三国志

サブカテゴリ
ジャンル別
文学・評論
思想・社会・ノンフィクション
人文・思想
社会・政治
ノンフィクション
歴史・地理
ビジネス・経済・キャリア
投資・金融・会社経営
科学・テクノロジー
医学・薬学
コンピュータ・インターネット
アート・建築・デザイン
実用・スポーツ・ホビー
資格・検定
暮らし・健康・子育て
旅行ガイド
語学・辞事典・年鑑
教育・学参・受験
こども
漫画・アニメ・BL
タレント写真集
ゲーム攻略本
エンターテイメント
新書・文庫
雑誌
楽譜・スコア・音楽書
古書
カレンダー
ポスター
アダルト



韓国ドラマのレビューなら
@もろいことない?
韓国ドラマの専門店は
韓国ドラマ屋さん
韓国男性俳優の専門店は
韓国男性俳優専門店
韓国女性俳優の専門店は
韓国女優専門店
韓流雑誌、ムック本の専門書店は
韓流マガジンスタンド
韓国時代劇の専門店は
韓国時代劇スタイル
話題の作家の専門店は
話題の作家の専門店
大石英司の専門書店は
大石英司の本屋さん
カレンダーの専門店は
2009年カレンダー丑
おせちやクリスマスの食材、料理はヴォーノへ
ヴォーノ
ホームベーカリーやドーナツメーカは生活家電専門店へ
生活家電専門店
あなたのお孫さんやお子さんへの2009年新入学祝いは
2009年新入学祝いの専門店


  話題の日本作家が集結。秋の夜長を読書で楽しもう!!

東野圭吾

  アイテム一覧  
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
パラドックス13 名探偵の掟 (講談社文庫) 白夜行 (集英社文庫) 容疑者Xの献身 (文春文庫) 名探偵の呪縛 (講談社文庫) 秘密 (文春文庫) 悪意 (講談社文庫) さまよう刃 (角川文庫) 手紙 (文春文庫) 聖女の救済
パラドックス13 名探偵の掟 (講談社文庫) 白夜行 (集英社文庫) 容疑者Xの献身 (文春文庫) 名探偵の呪縛 (講談社文庫) 秘密 (文春文庫) 悪意 (講談社文庫) さまよう刃 (角川文庫) 手紙 (文春文庫) 聖女の救済

1 

パラドックス13

[ 単行本 ]
パラドックス13

・東野 圭吾
【毎日新聞社】
発売日: 2009-04-15

参考価格: 1,785 円(税込)
販売価格: 1,785 円(税込)
パラドックス13 ※一部大型商品を除く
東野 圭吾
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
多分この作品、理系の人たちには物足りないかもしれません。
P-13現象について結局理解できたとは言えない、
私のような人間には、面白い作品でした。

前置きの少ない中、P-13現象が起こり、
続々と生存者達が集まる様子は自然で、話に入りやすかったです。
早い段階で脱落者がでますが、わたしはそこでグッときましたね。
なので、この小説は人間ドラマのようなつもりで読みました。
極限状態の時、人はどんな行動をとるか、
平静でいられるものか、大事なことは多数決で決められるのか、
男と女の考え方の違いはあるのか、
いろいろと考えさせられました。
そしてどんなにあがいても、大いなるものの前では人間は無力なんだなと、
悟ったりもしました。

ラストは賛否両論あるかと思います。
でも、どんなときも前向きに生きたもの勝ち!
というのがわたしの極論です。 ノンストップストーリー。
もともと東野圭吾さんが好きだったので買ってすぐに読みました。
読み始めから中盤まで面白くて一気に読んでしまいました。
最後の決断・結末はどうなるだろう?とドキドキできる一冊です。
ただ結末がいかにも東野圭吾らしい。 東野圭吾好きなら
デスノート、サバイバル、ドラゴンヘッド、漂流教室、等、有りモノで構築されているので、ひどくサラッと読めました。 倫理数学的?も河瀬が読者に分かりやす〜く、ザックリ教えて下さいましたし。 これは確に、大衆文学の鉄板作品、最高傑作ですね。 蛇足ですが、 太一が粉ミルクを欲望に負け食べてしまう所で、七杯も舐めやがった! 、何杯舐めたんだ! 舐めた舐めたを連呼… 全員が冷静に、行為に対する適切な表現をしてる事に違和感を感じるとともに、なぜか笑ってしまいました。 大衆エンターテイメント
善悪の価値観すらも全く無くなってしまったパラドックス(矛盾)の世界で「生」と「死」の選択を迫られる人々を描いた凄く哲学的なSF小説。

「自分たち以外は存在しない壊れていく世界に放り込まれる」という展開は今までに幾らでもありそうだけど、至る所で使われる筆者の理系的知識と「こうするしかないだろうな・・・」と思わされる位の生々しい人間描写、そしてテーマの重さ、壮大さと非常に読みごたえがある。

でもこれを帯表紙にあるような「エンターテイメント」という言葉は合うのかな?
「エンタメ=娯楽」というイメージがあるが、本書は読んで楽しくなったり爽快感を得られたりするようなものでは無いと思います。
それを踏まえて「エンターテイメント」とするのだろうけど。

特に後半から絶望的な展開になるに連れ、無理だと思いつつも全員がハッピーエンドになれば良いのに、と感じつつ1日で読み切ってしまった。
「万人に勧められる」とは自分には言えないので★マイナス1つで。 戸田さん・・・・
他の方も指摘されていますが、洋画を何本か見ている方であれば、最初の24ページぐらいを読んだだけで、その後、冬樹の目の前で起こる不思議な現象の謎はなんとなく見えてきます。
ただ、私が評価を高くしたのはそれ以上に、現代文明に、そして人が周りにいることが当たり前になっている私達が、それらを全て失った時に何を思うのか、その着目点が非常に重く深かったことが挙げられます。
地震や浸水が立て続けに起こり、でも生きている人数が少なすぎて修復する間もなく次の災害が起こる。当然、食べ物を作りだす余裕もなく、今ある食べ物を探し出すしかできず、当然ながらそれでは量に限りがある…。そんな極限状態を読者に疑似体験させ、その中で「こんな時、人は何を考えるのか」を目の当たりにしているかのような読み応えがあります。
人間には「食欲」「性欲」「愛情欲」「名誉欲」etcさまざまな「欲」がありますが、極限状態に陥った時、意味をなさない「欲」や、それでも人間について回る「欲」があることなどは、いろいろ問題はあるものの世界レベルで考えたら平和な日本という場所に住んでいる私は、この本を読まなければあらためて向き合うことはなかったと思います。

しかし、「善悪」に関する倫理観などは、正直私には理解しにくいものがありました。でも、この本を読んだことで、今まで一方方向から見ていたことを、他方向から見る機会を与えられたとは思います。

そしてラストは悲しさと「ほのかな良さ」もあり、私はとてもいい終わり方だと思いました。 極限状態に陥った時、人は何を考えるのか?

名探偵の掟 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
名探偵の掟 (講談社文庫)

・東野 圭吾
【講談社】
発売日: 1999-07

参考価格: 620 円(税込)
販売価格: 620 円(税込)
名探偵の掟 (講談社文庫)
東野 圭吾
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  3.5
推理小説は昔から好きで、横溝から東野圭吾のガリレオシリーズまで幅広く読んでいるのでこの本で批判されているトリックを扱ったほとんどの推理小説は知っている。だから言わんとすることも分かる。
分かるけれど、けどこの本の書き方は私にとってはちっとも痛快ではなかった。

ありがちな事件の冒頭説明が始まる
↓
刑事と探偵が出てくる
↓
作者がめんどくさいのか状況説明は超雑で終わる
↓
その刑事と探偵が「またこのネタかよ、飽きた」だの「こんな陳腐なネタ、読者は喜ばないだろ」と散々愚痴をこぼす
↓
「面倒くさい」「こんなのの種明かしするのが恥ずかしい」と散々愚痴りながら名探偵が種明かしして終了

この繰り返しで、出てくる登場人物はとにかく面倒くさそうで、しかもやる気がない。作者も状況説明等かなり雑。そんなに面倒なら物語調にせずに、普通に批判エッセイなどにすればよかったのにと思う。
だから読んでいるこちらも読む気が失せる。テンションが下がる。
この空気がだらだらと繰り返される。

長い長い通勤電車で「これ読むくらいなら居眠りした方がましかも」と思ったのは正直この本が初めてです。 読むに耐えられない
本作はとてもよくできたバカミスになっています。とこがバカなのかというと、本格ミステリに対する評論にもなっていて、それがまた面白いのである。よく出来たトリックも、あの禁句を口にしてしまう事もありましたがとても個人的には好みですね^^
ただ、ドラマ化にあたって注意が必要だと思います。ドラマ→本というふうに読んでしまうと、本書の評価が落ちてしまうのでは?と思いました。ドラマを見ている限り原作よりもコメディーの要素を取り入れているので、ドラマ→本と読んでしまうと物足りなさを感じてしまうと思いました。
逆に原作読んだ後は両方楽しめるんだと思います^^ ただのバカミス(笑)
この作品は推理小説をたくさん読み、推理小説によくあるパターンを把握してる人じゃないと楽しめないと思う。
東野圭吾氏の小説で好きな作品はいくつもあるが、当作品に関しては本当に読む進めるのが苦痛ですらあり、結局、最後まで読む事は出来なかった。
そこまで推理小説自体が好きではない者にとって、”何か陳腐だな・・・・・”としか思えなかった。
別の東野作品のレビューにどなたかが書かれてましたがこの作家は読む人を選ぶというか、好き嫌いがハッキリ別れる作家だと思います。
もし、当作品を一番最初に読んでいたとしたら東野作品は二度と読まなかったでしょう!

何より、帯に書かれてる事があまりに大袈裟というか、誇張し過ぎだと思う。
帯に書かれてる事に惑わされず、必ず少し本編を読んでみてそれでも面白いと思った方だけに楽しめる作品かと思います。 えっ
いつかドラマ化(映画化)されるんじゃないかと思ってましたけど、結構時間が掛かりましたね。10年以上ですか。
(セルフ)パロディとは、或る意味最も高度な娯楽(多分)。
「楽屋オチ系ミステリ」(?)の最高峰!
但し、それだけでは終わらないのが東野圭吾作品。
可愛さ余って何とかの(本当か)、「本格ミステリ」の「粋」をご堪能下さい。 遅れて来た最高傑作!(言い過ぎ?)
推理小説ではありません。
推理小説をたくさん読んできた人向けです。
今までたくさんの小説家が知恵を絞って様々なパターンのミステリを描いてきていますが、この本で分類されるものに対して、ほかならぬ小説の「登場人物」が「こんなの読者に飽きられるよ」と嘆いているわけですね。いわゆる「メタ発言」ってやつです。
プロローグの二行目から、すでにひどいです(笑)
今まで推理小説をいくつか読んできた人には、思わず「ニヤッ」としてしまうこと間違いないでしょう。

17日からスタートしたドラマはこの作品の本当の面白さを全く生かし切れていないと思いますが。 思わずニヤリ

白夜行 (集英社文庫)

[ 文庫 ]
白夜行 (集英社文庫)

・東野 圭吾
【集英社】
発売日: 2002-05

参考価格: 1,050 円(税込)
販売価格: 1,050 円(税込)
白夜行 (集英社文庫)
東野 圭吾
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4.5
東野さんの作品のほとんどですが、登場人物の外観に関する描写が少ないです。特に男性の。
この作品も、女性主人公、その友人、男性主人公の母や恋人、御曹司の恋人など、女性の外観描写は細かく、脳内での再生が容易なのですが、男性の描写がなくあいまいとした感じでした。
作品としては、すべての謎は解決されていません。2回読み直しましたが、複線は完全に回収されていません(例:男性主人公の偽名の由来、遅漏の原因、女性主人公の生き様の理由、何人途中で登場しなくなった中学時代の友人など)。ここらが消化不良。想像にお任せしますって感じかな?
また多数の方が指摘しているように、男女の主人公の心理描写が皆無で、結局だれになりきって読めばよいのか分かりませんでした。この二人視点でのストーリーをいつか読みたいものです。
感情移入できる登場人物が居ない
3年ぐらい前に私は初めてこの小説を読みました。 レイプや性交、殺人の描写、救いの無い結末に「こんな小説もあるんだ」と衝撃を受けたのを覚えています。 (ちなみに、この作品が私の東野圭吾デビュー作品だったので、この人はなんて暗い話を書く人なんだと思いました) 高2になった今改めて読み返すと、東野さんはこの話には救いも共感する要素も用意していないのではないかと思いました。 ある出来事によって心のどこかが結果的に損なわれた男女を、第三者というフィルターを通したカメラで追っているだけなのでは? そして、何を感じるかは読者次第という事にしたかったのではないかと思います。個人的な意見ですが。 そんな感じで、堕ちる所まで堕ちたように見える雪穂がこの先どう生きるのか考えるとかなり怖いです。 カメラの目線
東野圭吾を代表する作品で、たしかにとても面白い小説です。
読んでみる価値は十分にあると思います。

ただし、一点受け入れられないところがあります。
それは人間の「気持ち」に関する部分です。
あまりにも非現実的すぎます。

この作品は、二人の少年少女が大人になる過程を描くものです。
しかし、人生においては様々な環境の変化や人間関係の変化が、
起こるのに、幼馴染の二人が、大人になるまでずっと密かに
関係を続けるというのがどうもしっくりきません。
多感な時期まで乗り越えてきているのであろうに、気持ちの
移り変わりがないなんて・・・。

まして、お互いに複雑な環境で育ってきて、ずっと裏で関係を
継続する・・・。

人間の気持ちなんて移り変わるというのは、皆さん自分自身が
一番良く分かっていると思います。

個人的な意見ですが、面白かったのはあくまで「物語として」です。 「物語として」はとても面白いです
とにかく長いので、真ん中あたりでは、淡々と同じ書き方の短い話を繰り返さないで、ここらあたりから、がらっとテイストを変える工夫とかしてくれないのかな、なんて思ったりもしましたが、最後のほうで謎が解けるにしたがって、二人の男女のそれぞれの秘めた思いを想像してしまい、最後まで読んだときには、ずしーんと重い人生がのしかかってくるようでもありました。プツッと切れるような終わり方も、その人の生き様を表わしているかのようで、個人的には好きでした。薄暗がりの世界に行き、だれにも知られないまま共生する男と女、二人に関わったために次々と起る悲劇……。思う存分、堪能できました。オススメです。 余韻がいつまでも残りました。
東野ファンの友人から借りて読んだが、正直どこがいいのかわからない。
これだけの長さの小説を読んで疲れだけが残った。
東野作品を読むのはこれで三作目だが、前二作(秘密、容疑者X)は最後に落ちのようなものがあってそれなりに楽しめたが、この作品にはそれすらない。主人公の二人を取り巻くいろんな登場人物があらわれいろいろな出来事が起き、最後にはそれらがきっとあっと驚く結びつきを見せるのだろうと期待して読んでいただけについにそれらが何も語られずに終わったのには驚いた。
最後まで読んでつい私の口から洩れた言葉は「で?」だった。
消化不良の残る作品である。



無駄に長いだけの作品

容疑者Xの献身 (文春文庫)

[ 文庫 ]
容疑者Xの献身 (文春文庫)

・東野 圭吾
【文藝春秋】
発売日: 2008-08-05

参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
容疑者Xの献身 (文春文庫)
東野 圭吾
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4.5
面白いストーリーで、最後にどんでん返しがあるので、読み応えがありました。このような作品は面白かったら勝ちだと思います。
ただ、いくつかの問題点を感じました。
いろんな人が書いているように、何故そこまでして命がけでかばうのかという問題。理由は一応ありますが、納得できません。
物理学者の湯川学がトリックを見破った理由が理解できません。個人的な経験では数学者の思考と実験物理学者の思考は相当違っているので、不思議ですね。理論物理学者の中には時々数学者的な人がいます。
それから、多くの人がこの本を読むことで数学に魅力を感じているのは嬉しいのですが、数学を研究している者として、この本の中に出てくる思考パターンと数学の関連はあまり感じられません。
そして最後に、数学者というと石神のようなタイプではないかという偏見があるのかもしれません。私は、あのようなタイプの数学者には会ったことはありません。頭の中では抽象的な思考を徹底的にやるけど、日常では忘れ物が多かったり、おつりを間違えたりで、寡黙でなく、おしゃべり好きだったりというタイプが普通だと思います。
それから、数学者は普通この本に出てくるような世紀の難問にばかり挑戦したりしません。
4色問題、リーマン予想、NP問題を目指す人がいたら、頭がおかしいと言われるでしょう。世紀の難問だけに人生を懸けるのは、野球選手なら時速165キロを投げようと目指したり、最長ホームランの記録を目指したりするようなものです。野球でもそのような記録でないところに沢山面白さがあります。数学も同じです。研究の中でたまたまその方向へ行くことはあるでしょうけど。 面白いストーリですけど、あまり数学的ではありません。
こんなにも献身的な愛があるなんて!と感動したのと同時に
数学って本当におもしろい!と思いました。

最初から犯人はわかっているにも関わらず、
謎解きの楽しさや伏線の巧みさ、様々な登場人物の視点での語りなどで飽きさせません。
湯川と石神の関係の描き方も好きです。

もしも途中でトリックがわかってしまっても
最後の数ページ、必見です。 最後まで、飽きさせない展開
【GOOD POINT】
@一般化された理論をコンセプトにし、うまくストーリーが展開されている。
数学の公式が多用され、それが話のコンセプト(コンセプトという表現は違うかも)になっている。
その理論を頭に入れた上で、
話を読み進めると、「この部分はあの公式部分のことを言ってるんだなーー」と
一貫性のあるストーリー展開に、関心する部分が多い。
Aあらゆる考えられる道筋を全て先回りされているような印象で、うまく話ができている。
トリックに関してもそうだが、
石神・湯川が行う行動全てが、人の思考回路を先回りして行われている印象。
彼らが「なぜ今その発言をするのか」を考えて読むと、
非常に頭を使い面白い。

【BAD POINT】
@登場者の気持ちが読み取りにくい。
最後の場面で、娘美里が自殺を図った気持ちはどこからなのだろうか。
・長期に渡る過度なストレスからくる疲れ?
・石神への罪悪感?
・このような状況で恋にうつつをぬかす母親に対する一種の反抗心?
その後、美里がどうなったのか全く触れられていないため、謎。
また、その後全く話に出てこないことから、自殺未遂をしたことは、
この物語において重要なファクターではないと考えたが、
それならば、なぜ書いたのか。
これを書くことによって、
何を際立たせたかったのかがよくわからない印象でした。

また、石神が持つ恋心の理由は単なる一目ぼれなのか?
感情の部分についてあまり記載がないので、
「なぜこんなにも靖子を想ったのか」の理由がわからない。
堅物の石神がある女性に心を動かされた、ここがなかなか興味深い部分なのに、少し残念。 面白い&もうちょっと
面白かった。
このトリックは、現実にはあり得ない。湯川自身、作中でそう言ってる。反則技ぎりぎりかとも思うが、ミステリのトリックとはそういうものだし、虚構の世界で推理を楽しんでいる読者を引っ掛け、見事にだましてくれればそれで良いので、その点では、正統派のミステリだと思う。
純愛小説かと言われれば、答えはノーだ。石神のやった事は恋愛ではなく、彼の崇め奉る女神様への殉教だ。神様を崇めるのに、神様と親しくなる必要はない。むしろ、遠くから崇めている方が、欠点が見えなくてよい。特定の宗教を持たない人でも、アイドルに憧れたことのある人なら、わかるはず。
そういう意味では、「容疑者Xの献身」というタイトルは言い得て妙だ。「容疑者Xの愛」ではない。もし、作者がそこまで考えてタイトルをつけたのなら、お見事なんだが、作者としては、やはり、これは愛だと言いたいのかな、とも思う。
星ひとつ減らしたのは、ラストになって突然、すべての人間が遵法精神を発揮し始める不自然さが納得できないから。中学生の娘が、何でいきなり自殺未遂なんかするのか。娘を守ろうと固く決心していた母親が、突然に赤の他人の隣人への良心の呵責に責められてすべてを告白する。その結果、娘も殺人の罪を負うことになるのを承知の上で。
この点が残念だったが、それまでは実に面白かった。
東野圭吾は、へんに社会正義をふりかざしたような作品よりも、純粋に頭脳で勝負してくるこういう作品の方が、はるかに面白い。


見事なミステリ
石神が恋に陥っていることを湯川が見抜くシーンが印象的。

社会人になってから出会った友人と

学生時代の友人とでは、何故か理解の仕方や深さ、肌触り?

のようなものが違うような気がするが、そんな感じを

よくあらわしているお気に入りのシーンです。

しかし、「論理的でありさえすれば、どんな冷酷なことでも

出来る男」という石神に対する湯川の分析は

いったいとのようになされたのか?

そんな評価を下すに足るエピソードなどを描いてくれれば

面白かったと思うが、少々残念。

それにしても背景のように描かれていた

隅田川沿いの人々の中で、一人だけ詳しく

その人間性に関することまで触れられていたあの人が

いつのまにか消えていることに気づかず読み進めていた

私は、あまり石神をひどい奴だなどと言う資格はないのかも。

タイトルの献身という文字に「  」がつけば分かるのですが・・・・

石神が大きな犠牲を払った、とか、この世にこれほどまでの

深い愛が存在したのかなどなどの箇所には多少違和感を感じました。 そういえば・・・・いなくなっていた・・・

名探偵の呪縛 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
名探偵の呪縛 (講談社文庫)

・東野 圭吾
【講談社】
発売日: 1996-10

参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
名探偵の呪縛 (講談社文庫)
東野 圭吾
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
名探偵の掟は短編みたいなもので、面白いけどとても推理小説といいがたいものだったが
名探偵の呪縛は長編だからよみごたえがあってよかった。
どっちもあまり関連性がなく、主人公と警察のひとが一緒というだけだったのが意外だった。
結構よかった。
「名探偵の掟」がドラマ化され、原作の方がおもしろいと聞き原作を読み、おもしろかったので続編である本作を読みましたが、意外にまじめな内容にがっかり。我慢して読んでると、途中からこの小説世界の謎に引き込まれ一気に最後まで。P269から先を読んで、自分の子供時代のことを思い出し、最後まで読んで、自分でも意外だったが泣けてしまった。作者の思いが伝わる一作。前作「名探偵の掟」を読んでからの方がいいでしょう。もしあなたが、前作が本格推理小説を笑いものにしたパロディーだったので不快に感じた本格ファンなら、本作は涙ものでしょう。本格ファンでない私でも泣けたんですから。 予想を裏切られた良さ
『名探偵の掟』同様、「名探偵:天下一」と「大河原警部」が登場するお話です。
ただ、『名探偵の掟』では語り手は大河原警部でしたが、こちらでは名探偵:天下一が主役です。
文庫はこちらが先に出たようですが、作品自体は『名探偵の掟』→『名探偵の呪縛』の順番に出ています。
私も他の方同様、『名探偵の掟』を読んだ後、こちらを読むことをお勧めします。
なぜなら、『名探偵の掟』を読み、天下一のキャラクターをある程度頭の中で作り上げておいた方が理解が速くなる個所がいくつかありましたし、「壁紙家殺人事件」「斜面館殺人事件」という名前を聞いた時、『名探偵の掟』を読んでその内容と解決に至るプロセスを知っていないと、深く楽しめないというのがあるからです。

また、一応、天下一が数々の事件を解決する流れとなっていますが、ここで本当に東野氏が書きたかったのは、東野氏自身の「本格小説」に対する思いであると感じました。
この作品は、特に269ページ以降が読み応えがあります。
特に269〜270ページの天下一の思考は、そのまま東野氏自身の執筆に対する思いであるように思え、こちらにせまってくるものがありました。
東野氏自身、ただ「突拍子もないトリックで読者を驚かせる」だけでなく、推理小説界全体や自分の執筆に関して、深く思いをめぐらしているのだなと、それまで「単なる流行の作家」ととらえていた自分の考え方を、ちょっと反省したくなりました。 込められた、東野氏の「本格小説」への思い
東野作品初心者の私が『名探偵の掟』の次に読んだのがこの作品です。

『名探偵の掟』とは違いコメディー要素はありません。
この作品に笑いを求めてはいけないと思います。
また、本格的なミステリー要素も求めてはいけません。


『名探偵の呪縛』は、作者の「本格推理小説」に対する思いが強く込められた作品になっています。
作者自身の思いが述べられている最後のページでは、胸が熱くなりました。
この作品は「初心に帰るための一冊」といっても良いのではないでしょうか。
読者の方もいろいろと考えさせられる作品です。

初心に帰るための一冊
本作は、著者が架空の街に紛れ込んだ上に、
天下一探偵という役割を与えられます。

そして、密室殺人を始め、トリッキーな事件の数々を解決していきます。
キーワードは「本格推理」であり、
架空の街にはかかる概念が存在しないとされていることから、
天下一青年の推理は驚きをもって受け止められます。

さらに、事件の被害者たちが接してしまったタブーとは何なのか?
この辺りは「薔薇の名前」を彷彿とさせます。

不思議な感覚

秘密 (文春文庫)

[ 文庫 ]
秘密 (文春文庫)

・東野 圭吾
【文藝春秋】
発売日: 2001-05

参考価格: 700 円(税込)
販売価格: 700 円(税込)
秘密 (文春文庫)
東野 圭吾
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
実は、最近になって東野圭吾という作家を知ったので、
今頃になってこの作品「秘密」を読みましたが、
「白夜行」「幻夜」と同様、やりきれない気持ちで読み終えました。

人格が入れ替わるといった設定では、「四日間の奇蹟」と似ていると思いますが、
こちらの作品の方がはるかに、泣けるし、最後もスッキリとした気持ちになれます。

「白夜行」「幻夜」もそうですが、
主人公の男が想いをよせている女性は、主人公とは別の男と結婚し、
新しい出発を感じさせますが、
一方の主人公の男は、死亡するか今作品のように絶望的な状況で終わります。

この辺りが男性読者と女性読者の感想が分かれる部分でもあるのでしょうか。

また、妻と子供(娘)どちらを優先するかとなったとき(←極限状態ですが)、
妻、と言い切れる男性は自分だけではないはず。
それだけに、やりきれない気持ちでいっぱいになりました。

とにかく、この「秘密」では、できれば山下公園でのシーンで終わって欲しかったのですが、
そこで終わらないのが東野圭吾のスタイルなのでしょう。
ならば、今後は、この作者の作品を手に取る事はないかもしれません。 読まなければ良かった・・・
男性にとって愛する女性を失うケースは大きく分けて二つあると思う。

1.「病気、事故などで亡くなってしまう」
2.「他の男性に奪われてしまう」

1はもちろんとても辛いが他の男性に奪われたわけではないという救いがまだある。
2は自分の努力次第では奪い返せる可能性がある。

この本のケースは1+2の様なものである。
愛する女性が自分とは永久に結ばれることはない存在になり、他の男性に奪われることが一番辛い失恋の形だと思った。


一番つらい失恋
何だろう…。この感じ。最後の2ページで呆然としました。 あまりの最後に思考が追いつかず、『え…?は……?えぇっ!』ともう一度読んでしまいました。読んでいく中で、女性として直子の気持ちも分かるし、平介の気持ちも痛いほどわかる。東野さんの作品だからこそ、直子が消えてモナが復活!なんてありきたりな終わりはないと思っていたけど。 何とも言えないこの感じ。久し振りに出会いました!読んで損することなし! 最後の2ページで…
とても仲がよく幸せな妻と夫。しかし、ある事件がきっかけで、妻の心が徐々に離れていきます。それを感じながら、どうすることもできない夫の心の葛藤が、読み手に激しく伝わってきます。そして、最後に夫のだした結論とは・・・
東野圭吾の傑作です。ぜひ読んでみてください。以下個人的な感想です。(一部ネタばれ)


夫だけでなく、妻も苦しんだのではないかと思います。(そう思いたい)
山下公園での最後の台詞。夫からの指輪を使用したなど、自分の心に夫を刻み、苦悩のすえ、別人格として生きていく決意をしたのではないかと思います。
(夫をだましたのではく、あくまでも別人格。そう思わないと夫が気の毒すぎます。) 心のに響く作品です
 東野圭吾さんの本をはじめて読みましたが読んで後悔しています。途中まではよかったのですが...最後にあんな残酷な終わり方はして欲しくなかった。私も静美さんの意見と全く同じです。ありえないことですが仮に小説のようなことがあって、体が変わっても直子は直子であって藻奈美ではない。元々気持ちは夫婦なのだから父娘になろうというところに無理があるのです。後半で直子が平介を騙して?藻奈美になりきったのは平介を思っての行動と作者はいいたかったのかもしれませんが、そうは思えません。平介と二人の秘密である結婚指輪をぬいぐるみから取り出し平介もよく知っている時計屋さん?に加工をお願いするなんて事したら平介にバレバレじゃないですか!本当に平介のことを考えているのであれば絶対に平介にバレないようにしなければ無駄に平介を苦しめるだけです。それに今は一生独身を通す女性も多いのだから藻奈美(直子)もこんなややこやしい状況で無理に他人と結婚する必要はなかったのではないと思います。直子のとった行動は人を思いやっての行動のように見えますがとても残酷で、女性の私でも絶対に同調できません。直子は平介には自分のことをいい思い出と共に思い続けてほしいから本当のことを言わなかったのではないのでしょうか?人にはたとえようのない苦しみを残しておいて、自分の幸せを考えてしまうとても勝手な人間だと思います。いっそのこと直子が”私はあなたの娘の体になってしまったので、残念ながらあなたとはこれ以上夫婦でいられません。私達の将来を考えるとこのままでいてもしかたがないので、私は藻奈美として生きていきます。ですから(気持ちの上で)別れてください”とはっきり言ったほうがよっぽどすっきりする。そうすれば平介ももっと早く直子をあきらめることができたでしょう。だいたい藻奈美ちゃんの魂はどうなっちゃったんですか?藻奈美ちゃんだって人格があったでしょう?誰(平介と直子以外の人)にも藻奈美の魂の”死”すら気づかれず、可哀想じゃないですか。
 それでも直子が平介との結婚指輪を作り直して新しい結婚のための指輪にしたのは直子が今でも平介を愛していて魂は平介の妻であるとの表れなんだ。」とか「実は最初から直子の魂が藻奈美の体に移ったのではなく、小説の途中で直子が話していたように本当は二重人格だったとか」...さらには「一時的に直子の例が藻奈美に憑依していただけで、本当の藻奈美の魂が帰ってきていたとか」...少しでも後味をよくするように自分なりの解釈をしてみましたが、それでもこの後味の悪さは拭えません。
 できれば東野さんに直子が結婚後やはり平介のことが忘れられずに戻ってきたとか、やっぱり藻奈美が一時的に二重人格なだかえだったとか続きを書いてもらいたいくらいです。本当に後味の悪い小説でした。初めて読んだ東野さんの小説がこんなのだったからもう他のものは読みたくありません。しばらくいやーな気分が続きそうです。でも感情移入しすぎですね。さっさとブックオフにこの本売りにいきます。 本当に後味が悪い作品でした。

悪意 (講談社文庫)

[ 文庫 ]
悪意 (講談社文庫)

・東野 圭吾
【講談社】
発売日: 2001-01

参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
悪意 (講談社文庫)
東野 圭吾
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
人間の心の奥底に潜む理由なき"悪意"―
その、一種の執念とも言えるものをここまで徹底的に突き詰めた東野さんに感服。

手法も斬新で、犯人の手記と加賀刑事の記録、独白、回想・・と、それぞれの側から交互に語られていく。
なので、前半で早くも犯人が分かってしまって、まさか後半全部使って種明かし?と、一瞬興ざめしたのもつかの間。
物語はそこから二転三転し、最後には「やれれた!」と叫んでしまった。
ものすごくダークだが、数ある東野作品の中でも個人的に上位にランクインする1冊。 悪意に理由はない
がかなり気持ち悪い。そして動機が、おそらく意図的にスッキリしないように描かれてるため私には受け入れられなかった。 内容と読後感
本作は、ある人気作家の殺人事件を巡り、
被疑者となった友人と彼を追及する刑事との回顧を交互に配置して、
鮮やかなアリバイ崩しや、それをはるかに上回る事件の背景、
さらにタイトルともなった大小の悪意、
そして、本件の動機ともなった底知れぬ悪意を描き出すものです。

早い段階で犯人は明らかになるものの、
一見単純とも思えた事件の背景と動機とが二転三転していきます。
ちなみに、本件に描かれた細かい設定はすべて意味を持っています。

よもや、本件がこれほどの拡がりを持つとは…。
思わず、真相を追う加賀刑事と同じ感想を抱かされました。

また、真相につき、加賀刑事も思い当たる節のある、
大きな社会問題についての問題提起が織り込まれているのも秀逸だと思います。
決して後味は良くありませんが、一読に値する作品です。 最後までグイグイ引っ張る
手記のみで事件が進んでいき、
しかもその内容が真実とは限らない・・・。
とっても斬新な描き方で東野圭吾すげー!
と思わずにはいられませんでした。

どんでん返しも1回のみではありません。
繰り返し読みたくなる小説もそんなにないですが、
これは間違いなくもう1回読みたくなります。
伏線につぐ伏線の数々!ほんとに東野圭吾スゴイです。
読んでる途中でも何度となく読み返しました。

犯人の悪意もほんとに陰湿で
そのためにここまでするか!?と言いたくなります。
伏線好きならぜひ。 す、すごい小説・・・
東野圭吾の大得意であるミスリードを最大限に生かした作品かと思います。
最初から最後まで騙され続けました。
まさかこんな所で著者の術中にハマっていたのか!!?という感じです。

発端の殺人事件は割とあっけなく解決してしまうのですが、それこそがこの物語の序章だったとは終盤に入ってやっと分かりました。
その捕まった犯人が決して語らない「殺人の動機」。

この作品は、
人が殺人を犯す動機はなんなのか?
この事に焦点を当てて加賀刑事が推理していく事で進んでいきます。

あらすじの説明をもう少ししたいと思ったのですが・・・難しいですね。特にこの作品は。
とにかく、東野圭吾の読者の意表をつく作風が好きな人は読んでみましょう!!
とんでもない結末に驚くことかと思います。 加賀恭一郎シリーズ

さまよう刃 (角川文庫)

[ 文庫 ]
さまよう刃 (角川文庫)

・東野 圭吾
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-05-24

参考価格: 740 円(税込)
販売価格: 740 円(税込)
さまよう刃 (角川文庫)
東野 圭吾
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
読み終わってからもう、一日近くたっているのに、どうしても感想が書けない。


それがこの本に対する正直な感想そのものだ。




強姦罪、少年犯罪、被害者の人権、残された家族、復讐・・
テーマもしっかり書かれており、加害者の少年は本当に嫌な奴だし被害者の少女の父親の苦しみと痛みも十分過ぎるほどに書かれているし、だのになぜか、感想が書けない。



いったいこのエンディングは何を示唆しているのだろう?
救われたのは、本当に罰せられたのは誰だったのだろう?
理想のエンディングとはなんだったのだろう?
作者はこのエンディングにすることを、なぜ決めたのだろう?
ごっつく、ホネブト。
主人公の中年男性が、娘を強姦して川に捨てた2人の少年をブッ殺しに行くというストーリー。 

「どうせ奴らが捕まっても、少年法で2、3年で出てきてしまう。それなら警察より先に見つけて復讐を遂げよう」これは正義なのか。父親、警察、第三者、様々な立場の人々が悶々と考え続ける。 

いつも不思議に思っている。法廷で、傍聴席から被告の頭を隠し持っていた鈍器で殴りつける輩がいないことを。 
いつも疑問に思っている。少年法は少年の更生の視点から、というが、そんなのは昔の髭を生やした高尚なオッサンが考えついたコンセプトで、国民の合意を得られていないことを(裁判員制度と一緒だ。いつの間にか出来ていた)。 

東野氏は自分の考え方を押し付けるのではなく、世に浮かぶ悶々とした思念をカタチにするのが上手い作家だ。おそらく相当の読者がこう思ったことだろう。「彼に死を」。 自分なら・・・を地で行く
「流星の絆」をドラマで見て面白かったので初めて読んでみました。

先日「悼む人」を読んでいたのでなおさらかもしれませんが、「悼む人」が数年を費やして練り込まれた映画としたら、この作品はTVのサスペンス劇場といった感じです。

あまりにも重すぎるテーマを描き切るには至らなかったという印象を否めませんでした。

諦めきれない作家ではあるので今度は「秘密」を読んでみようと思います。 初東野作品だったが
最近読んだ小説では夢中度No1でした。

スガノカイジとトモザキアツヤ、
いくら小説の登場人物と言えども
彼らに対してはらわたが
煮えくり返るような思いで
夢中で一気に読み続けました。

娘を持つ身としては、
胸が苦しくなるような悲惨な描写に
涙が出そうになりつつ
最後長嶺が救われるような結末を期待しました。

話はスピーディにグイグイ進んで
東野圭吾うまいなぁと
思いつつ読んでいたのですが結末が…。

もうこのショックは
しばらく抜けませんでした。
泣きそうでした。
へこみそうになってもいい方、おすすめです。 夢中度No1
ここまで感情移入した本は初めてかもしれません。
実際に殺人事件が起きても関係のない人たちにとっては単なる事件の一つに過ぎず、怒り、悲しみなどの感情を本当の意味で理解できるはずはないと思います。
この本を読むことによってそうした感情を少しでもわかるようになれば良い世の中になるのではないでしょうか。
それにしても東野圭吾さんの作品はどれも秀逸ですね。 感情移入

手紙 (文春文庫)

[ 文庫 ]
手紙 (文春文庫)

・東野 圭吾
【文藝春秋】
発売日: 2006-10

参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
手紙 (文春文庫)
東野 圭吾
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
「犯罪者とその家族」という重いテーマと、東野さんの作品を一度読んでみたいという気持ちから購入しましたが、正直期待はずれでした。

重いテーマを扱っているにもかかわらず、内容が薄い。
それぞれの苦悩は描かれてはいるものの、考察が表面的で、著者自身の想像のみで完結してしまっている感じは否めません。また、人物設定の不自然さの方に目がいってしまい、東野さんがこのテーマを扱った理由が、私にはわかりませんでした。現実はもっと厳しく、非当事者の想像の範疇を超えると思います。その点のリサーチを事前にきちんとすれば(したのかもしれないですが)、より完成度の高い作品になったのではないでしょうか。

高い評価を得ているようですが、以上が私の率直な感想です。 竜頭蛇尾
もし私が主人公であったとすると、果たしてどのような人生を歩むのだろうか。
自分の努力や才能で何でもできるといった考えは、実はかなり危うい基礎の上での話であることがわかる。家族のちょっとした過ちが人生を大きく変わることもありえる。
もし主人公の兄の犯罪が無かったとすると、果たして主人公はどうなっていただろうか。
ルックスも良く頭脳も明晰。歌も歌えるということで素晴らしく充実した生活だったと考えられる。この天国と地獄の差が切ない。自分の責任が一切無いことが悲しい。

社長の考えである「犯罪者の家族は差別されるなくてはならない」は正直衝撃的。自分の責任でなくても、十字架を背負って生きることが必要ということは、紛れも無い現実であろう。
淡々とした描写と切なさ
読ませる小説です。ただ、著者の考えに賛成できないので、楽しんで読むことはできませんでした。犯罪者の家族も罰せられねばならないーこれは、連座制の思想です。一族全員に罪が及ぶぞ、それが嫌なら、おとなしくしていろ、という、一種の恐怖政治です。
「差別は当然なんだ」という社長の言葉に賛成している方がたくさんいるようですが、わたしには到底、受け入れがたい意見です。この社長が言っているのは、最も卑怯な「ことなかれ主義」をさも深遠な思想のように述べているだけだと思いました。主人公の直貴君はなぜか素直に社長の意見を聞いています。これが不思議です。直貴君が取るべき道は、1、兄さんの件を隠して生きる、2、自分は悪くないのだから、堂々としている、のどちらでもなく、3、差別による不当な配置転換の是正を求めて、この社長と会社を法廷に引きずり出す、です!
そこまでしなくても、と思われますか?でも、戦わなければ、いつまでたっても差別はなくなりませんよ。三歳の娘までが、差別を受けるのが不憫だ、などとぼやいてる間に、行動を起こしたらどうでしょう、直貴君。
主人公に同情できる方には、感動の物語なのかもしれませんが、わたしは好きになれませんでした。 日本はいつから連座制?
兄弟を描いた作品が大好きで、こちらもすごく面白かった。 さまよう刀=被害者家族 流星の絆=被害者家族 の物語だったが、 手紙=加害者家族の物語だ。 実に面白い。 私も今のところは、被害者家族にも、加害者家族にもなっていないが、小説を読んで大いに想像できた。 直木賞狙った云々の実際は、 知らないが、 それほど浅い内容ではないと思う。 世の中浅い本が溢れていますが、この本は決して外れではない。 家族に見限られる程に悲しいことはないし、 昔の甘栗の思い出に妙に固執する兄の心情も分かる。弟や母を自分のアイデンティティにしていたのかもしれない。 音楽のエピソードも、 天国から地獄で、 これが成功物語ではなく、償い物語だということが 分かる。 人と話すたびに、自分の家族が犯罪者であることを、告げるべきかを考えなきゃならないなんて。 家族だから百パーセントは憎めないところも。 この本は一読の価値有ります。 面白かった。
身近なところでいつ起きてもおかしくないストーリーだと思う。
小説だからそんなことは当然と思いつつ、あまりにも不遇な人生を送る主人公におもわず涙。
しかし、結局は自分もこの主人公をそうさせている"差別している側”のメンバーの一人だということに気づいてショックを受けた。

「差別は悪いこと」と一元的に教育をされてきたので、なんら疑わずにこれまで生きてきたが、この物語を読んだだけで「果たしてそうなのか?」と気持ちが揺らぐ。
そんな簡単に揺らいでしまうのは、結局心底自分には差別を否定するだけの勇気も無ければ、信念もないということ。
そんなことを思い知らされた。
身近ではないのに

聖女の救済

[ 単行本 ]
聖女の救済

・東野 圭吾
【文藝春秋】
発売日: 2008-10-23

参考価格: 1,700 円(税込)
販売価格: 1,700 円(税込)
聖女の救済 ※一部大型商品を除く
東野 圭吾
東野 圭吾
カスタマー平均評価:  4
映像を観たせいで湯川の声が福山雅治さんの声になり、時々内海刑事が柴咲コウになってしまう。この小説は映画にはならないのだろうか。映画になるのなら犯人はどんな俳優さんが演じるのだろう。この本の犯人は怖い。この怖さ、存在感は想像の世界にのみにあるような気がする。東野さんの挑戦だろうかと思った。トリックがもう少し納得させられるものだったらもっと嬉しかった。 犯人の存在感
犯人はわかっている。でも、その人物には鉄壁のアリバイが・・・。
どうしてその人物に犯行は可能だったのか・・・・。
緊迫感やスピード感は少ない物のただ一つの答えを追い求めるだけのシンプルさで読者をグングン引っ張ります。

最後の方でタイトルの「救済」の意味がわかったときはゾッとしました。
通常ではありえないようなトリックを可能にさせたのは犯人の凄まじいまでの執念・・・。
綾音さん、宏美さん、潤子さん・・・女心の深みを解き明かすには、やはり内海刑事の女性ならではの発想は不可欠だった。
はじめはいつか映像化するために無理やり登場させたキャラに思えたけど、
内海刑事なしではこの事件の本当の意味での解決は不可能だったかも!?
今作の主人公はあくまで女性たち。
トリックの不可能さに驚くよりも、女の情念の深さを読むべき作品だと思います。 タイトルの意味がわかったときゾッとしました
本作は、ガリレオこと湯川准教授が活躍する長編の第2弾です。
「容疑者Xの献身」「悪意」「眠りの森」等の要素が盛り込まれていると思いました。
すなわち、被疑者の直情、犯行方法と動機の解明が主眼、刑事の心の動揺、
といった要素が本作を構成していると思えるのです。

特に好きなのは、草薙刑事の揺れる想いであり、冷徹に振舞うべき捜査官が、
ほのかに抱いた恋愛感情に苦悩するという心理描写に共感を覚えます。
新キャラ内海刑事の融通が利かないとでもいうべき、冷静沈着ぶりも、
草薙の揺れを浮き彫りにする効果を発揮していると思います。

反面、犯行方法と動機については、
「虚数解」というキーワードに象徴される、
殺そうとするのに…という、逆転の発想に目新しさを感じますが、
どうも非現実的に思えてなりませんでした。
ガリレオ長編としては、「容疑者X〜」の方がお薦めではあります。
逆転の発想
「容疑者x」以降、東野さんちょっとパワーが落ちてるような気がする。
もちろん今作も、読み易さは抜群だし、そこそこ魅力的なキャラクターが出て、
まあトリックも(ありえないながらも)「ほぉ〜」と感心するような内容です。

ただ、全てにおいて中途半端な感が否めませんでした。
まず刑事側が、草薙1人体制から草薙&内海の2人体制にシフトした事によって
どうしても焦点がぼやけてしまう。特に内海が中途半端。
各種のヒントや内海が綾音を怪しいと思う観点がどうも唐突すぎる。
で、それを「お前は勘が鋭いから」の一言で済ませてしまう。。。

あとは湯川。
今までも協力してもらってるからと言って、あれだけ内部情報をリーク
させるのはどうかと思うし、何だか物語を無理矢理収拾させるための
「都合のいいキャラ」に成り下がってるような。。

ガリレオ長編という事で、どうしても容疑者xと比較してしまうんですが、
あの時の湯川と石神の息がつまるような頭脳戦や、クライマックスの衝撃、
それらに比べると、何とも中途半端な感じがします。。

東野さん好きなんですが。。最近どうも、、ね。。 微妙だなぁ。。
ガリレオシリーズの長編。

「おそらく君たちは負ける。僕も勝てない。これは完全犯罪だ。」

帯を読んだ時点で、湯川を苦しめるほどの
難事件なんだろうなぁ…と予測。

読み始めると、先が気になってどんどん読み進められる。
今回は、犯人はわかっているけれど
トリックがわからない、という事件。

そして、今回は、草薙刑事と内海刑事が大活躍。
内海刑事はドラマのイメージが先入観としてあったけど
原作の方がしっかりしてる感じ。
常に冷静で、女性ならでは、の勘で、どんどん核心を突いていく。
ま、ちょっと強引すぎる点もあったけど(苦笑)
草薙刑事も、今までの頼りないイメージから
ちょっと浮上した感じかな?
そのせいか、湯川の存在感がかなり薄め…かも。
あと、今までの作品に比べて
ドラマのイメージが定着してしまって
頭の中にドラマのキャラクターが浮かんでくるのは
よかったのか悪かったのか(笑)

トリック自体は、湯川が語る通り「虚数解」。
「理論的には考えられるが、現実的にはありえない」
う〜ん…さすがにかなり強引さは感じられたけれど
そこまでに至った綾音の心情を考えれば可能なのか。

義孝の性格は女の敵だと思うけれど
それでも、やっぱり東野圭吾に描く女性像は
芯が強く、そして恐ろしい。 草薙刑事と内海刑事が活躍

1 



Copyright © 2009 話題の作家☆専門書店. All rights reserved.      4.4

 更新日 2009年5月31日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール