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  話題の日本作家が集結。秋の夜長を読書で楽しもう!!

恩田陸

  アイテム一覧  
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫) 訪問者 夜のピクニック (新潮文庫) 蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫) ひなぎく純真女学園 (1) (リュウコミックス) 光の帝国―常野物語 (集英社文庫) 1/25(イチガツニジュウゴニチ) (ダ・ヴィンチブックス) ネクロポリス 下 (朝日文庫) ネクロポリス 上 (朝日文庫) ドミノ (角川文庫)
エンド・ゲーム―常野物語 (集.. 訪問者 夜のピクニック (新潮文庫) 蒲公英草紙―常野物語 (集英社.. ひなぎく純真女学園 (1) (.. 光の帝国―常野物語 (集英社文.. 1/25(イチガツニジュウゴニ.. ネクロポリス 下 (朝日文庫) ネクロポリス 上 (朝日文庫) ドミノ (角川文庫)

1 

エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫)

[ 文庫 ]
エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫)

・恩田 陸
【集英社】
発売日: 2009-05-20

参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
エンド・ゲーム―常野物語 (集英社文庫)
恩田 陸
恩田 陸
カスタマー平均評価:  3
全体的に黒いイメージの作品です。蒲公英草子のような静かな暖かさはありませんが、これはこれで面白かったです。人間の「負の部分」が嫌いじゃない人は楽しめると思います。 黒常野物語
連作「光の帝国」は常に光があった。どんなに辛い描写があってもだ…。つまりはダークな部分が弱かったと思う。常野一族の中にもダークな一面があっても良いと思います。何故、評価が低いかというとみんな「光の帝国」を意識しているからでしょうか?「光の帝国」に登場した春田一家ような常野一族がいる一方で逆に役割を次第になくし、淘汰されていった一族の人々がいるのではないでしょうか? 常野物語の闇の部分
この作品には行間が無い、だからあっという間に読める。場景の描写がほとんどなく、人物に至っては「やりての部長」「生き馬の目を抜くような業界の企業の研究員」「美しい女性」「黒曜石のような目」などと設定がそのまま書かれているだけで、まるで中学生がノートに書いた小説のよう。或いはドット絵を華麗な3DCGでリメイクしたゲームが、想像の余地を失った分色あせて矮小に感じられるのにも似ているかもしれない。かつて「球形の季節 (新潮文庫)」を読んで私は、舞台になったであろう土地を巡ってみたいと妄想した。「光の帝国―常野物語 (集英社文庫)」を読んでは、昔の少年SFのような内容でも、緻密な構成と力ある文章によっては擦れた大人でも恥ずかしくなく読めるものになるのだと瞠目した。あの輝かしい恩田陸氏はどこへ行ったのか? どうしてこんなことに…
光の帝国での拝島親子の物語のつづき。
光の帝国は全編通して好きなお話だったけれど、
その中でもこの拝島親子の話は特に続きが気になっていた。

前の話と同様、全編を通して異色かつダークな感じ。
「裏返す」だの「洗濯する」だの
具体的に何がどうなるのかわからない言葉がいっぱい出てきて、
でも、その言葉について読み手が想像して話を読むわけだから、
より一層不気味な感じがするところは以前と同様。面白い。

ストーリーとしても母の失踪からはじまり、
誰が敵か味方かわからない、息つく暇もない展開で、
ぐいぐい読ませられる。ページを繰る手が止まらない。

が、惜しむらくはその最後。

「えええええ、そんな終わりでいいのっ」と
なんだか納得できない種明かしというかなんといか・・・。
ばーーーっと読ませられるので、
理解が追いつかないぶん腑に落ちなかったのかもしれないけれど・・・
もう少しじっくり読めばわかるのかもしれないけれど・・・
いまいちおなかにすとんと落ちてこない最後で消化不良な感じだった。

もうちょっと最後がよければなあ!というのが率直な感想。残念。 さ・最後が・・・

訪問者

[ 単行本 ]
訪問者

・恩田 陸
【祥伝社】
発売日: 2009-05-14

参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
訪問者 ※一部大型商品を除く
恩田 陸
恩田 陸
カスタマー平均評価:  3.5
久々にラストまで疑問を持たずに読める恩田作品でした。
登場人物全てが疑わしくて(子どもですら)、
真相が知りたくて一気に読んだ感じです。

難点は登場人物の描き分けでしょうか。
メインのお年寄り3名が、はっきり言って誰が誰だか分からないうちに、
読み終えてしまいました。
そこは余り重要ではなかったのかも知れませんが、
長男・次男のような特筆すべき点以外、発言などにも特徴がなかったように思います。
そう考えてみるとやはりこれは、
閉ざされた場所での出来事=館もの=著者お得意の舞台脚本、
だろうなという結論です。
3名の外見の違う役者が演じれば、理解できるお話ですから。

ちょっとした事件は起こりますが、大筋が登場人物の会話だけで進む点は、
ここのところ一貫した著者の作風と言えます。
私たち読者は”一体この先どうなるんだろう”と思って読んでいるのに、
登場人物たちも”どうなるんだろう”と探りながら演じている感じですね。
なにもかも芝居がかっていて、現実感がなさ過ぎるのが、
物語にのめり込めない理由だと思います。
おもしろかったです。が。
幅広いジャンルにわたり

独特の作風の小説を発表し続ける著者による長編小説。


若くして事故死した映画監督について取材するため

人里はなれた山荘を訪れた記者が

そこで体験する疑惑と恐怖に満ちた数日間を描いたミステリー風味の作品です。


著者の作品ではおなじみ?の

驚天動地のラスト、メタ・フィクション、SF、異能の人

―といった要素はなく、


外部から遮断された山荘、

かつて、そこで起きた不審な死と

手の内を明かさない住人たち。

そして、そこに訪れた頭脳明晰な訪問者

―と、まるで2時間ドラマのような設定とストーリー展開は

正直、少々肩透かしでしたが、

それでいて、著者ならではの読後感がじんわりと広がる

とても味わい深い作品です。


普通の推理小説だと思って読み始めると、

狐につままれること間違いなしの本作。


普通の推理小説を中心に読んできた、

著者の作品は読んだ事がない

そんな方にこそおススメしたい作品です☆☆ 何が起きたのか、何が真相なのか、それは・・・・
タイトルと内容紹介を読んで、あるていど予測はしていましたが、まさか、まんまな内容だとは…。恩田陸氏の久しぶりの本格的なミステリだと思っていたので少々期待していたのですが、やはり裏切られてしまいました。いつもどうりの伏線の張り方と回収方法で、ラストは完璧に予測と合致。これから読まれる方は『訪問者に』気を付けて下さい。元々がノンジャンルの作家さんなので仕方がないのでしょうが、作家生命としては此の辺りが限界の様な気がします。『常野物語シリーズ』の結末も完全に裏切られた形になってましたしね。『Q&A』が最高到達点ですかね。中途半端に人気が出て、マスコミが持て囃したので天狗になってしまったのでしょうか?ここまで書いておいてなんですが、個人的には『神原恵弥シリーズ』は好きなので、それだけは書き続けて戴きたいですね。 もう限界でしょうか?

夜のピクニック (新潮文庫)

[ 文庫 ]
夜のピクニック (新潮文庫)

・恩田 陸
【新潮社】
発売日: 2006-09

参考価格: 660 円(税込)
販売価格: 660 円(税込)
夜のピクニック (新潮文庫)
恩田 陸
恩田 陸
カスタマー平均評価:  4
 「青春がつまってるなぁ」 一読してそう思った。
 身体を触れ合っていなくても、会話をしていなくても、特に何もしていなくても一緒に並んで歩いているだけで得られる共感。80kmを歩き通す過程で、肉体的に疲弊して頭の中は空っぽになって、飾りや隠し事のない、本当の心情だけが残って、それをお互いさらけ出すことで深まる理解。反目はうち解けて汗と共に流れてしまう。文章に書いてしまうと陳腐だけど、そう言う感じだ。
 僕は友人と、うち解けているのだろうか。そもそも友人がいるのだろうか。こんなに熱くて、深くて、疲労に包まれた時間を共有したことがあっただろうか。いや、そんなものはなかった。他人から、きらきらした自慢の宝物を見せられた気持ちだ。
きらきらした自慢の宝物を見せられた気持ち
 ぼくの母校には「強行遠足」という名の、72キロを走り抜く(歩いてもいいが、全部歩くと間に合わない)行事がある。 

 「北高の『歩行祭』」、80キロを歩き通すという、それに近い環境で、物語は展開されていく。 

 走り続けることに関する異様な高揚感や疲労感の描写に親しみを感じながら、物語の主題に引き込まれていった。 

 とにかく、友情の描写がいい。魅力的な人格って、こんな風にも描けるんだなと新鮮な感じがした。冒頭から最後まで、全体に気持のよい風が吹き抜ける佳作。 
友情の描写が秀逸
とても読むのが苦痛になります。面白くない。余計な描写が多くてとてもテンポが悪いです。
登場人物の感情も深くないし共感はできませんでした。 映画にするならこの本は良いのかなと思いました。
苦痛!
「歩行祭」という高校のイベントを通して、自分を見つめ直したり、友人同士の気持ちが微妙に変化したり、と地味だが味のある話で気持ちの良いテンポで読める本だ。作者はいったいこの「歩行祭」というイベントはどうやって思いついたのだろう。まさか本当にやっている学校があるとも思えないが、あまりにリアルに心理描写できている。高校時代にタイムスリップした気分になれました。どうでもいいことでも本当に真剣に悩んでいた頃ですね。年配の方にも超おすすめです。 後味の良い小説
修学旅行で悪さをした卒業生の罪。
その罰を永遠に償い続ける後輩たちの夜通し歩く懺悔の物語。 事実は小説より奇なり

蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)

[ 文庫 ]
蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)

・恩田 陸
【集英社】
発売日: 2008-05-20

参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
蒲公英草紙―常野物語 (集英社文庫)
恩田 陸
恩田 陸
カスタマー平均評価:  4
他の2つの常野物語を読破してから、数年後に気になって読んでみました。(本来は2番目に読んでおくべきだったかも)でも、単独でこれだけ読んでも十分楽しめると思います。
聡子が語り手となって明治時代の農村のお話。前半は聡子が10歳前後の明るくて、ほのぼのする感じでしたが、途中で春野一家が村に現われてから雰囲気が変わってきます。そして最後に。。。聡子の最後の言葉が重たく、印象に残りました。また時間がたってから読んでみたいです。
優しいさと・・・
非常に単純で類型的なキャラクター、最大公約数的な風景・状況描写、底の浅いご都合主義、どこかで一度は絶対に見たことのあるシナリオ。しかしクライマックスの父親のシーンでは(自分でも驚いたことに)滂沱の涙が。さらにしかし、それに続くシーンで涙がひっこんでしまいました。みんな大好き常野の能力があれば解決…しかしあまりに安易過ぎる、作者もそう考えた結果、あのラストシーンにするしかなかったのではないかと妄想しました。このような作品をはたして感動長編と言うのでしょうか?確かに感動するし、長編ではありますが…。人を殺して感動させたり、ご都合主義すぎるシナリオで批判されたドラゴンクエスト4(ゲーム)に共通するものを感じました。 ステレオタイプ−でも感動する−でも納得はできない
古き日本やそこに住む人々、常野と呼ばれる不思議な一族を、一人の少女の目を
通して描いている作品です。

著者の恩田さんは作品ごとにタッチが変わり、多彩な作風でいつも驚かさせられて
いるのですが、この作品は独白調で描かれており、言葉遣いも独特でまた違った新
鮮さがあると思います。

しかしその新鮮さというのは「恩田作品」に限定した場合の話しであり、読み出して
すぐにカズオイシグロ氏の作品の影響を感じずにはいられませんでした。

恩田さんは間違いなく優れた作家さんではありますが、少女が持つ微妙な心の揺れを
表現するという点では、残念ながらカズオイシグロ氏には引けを取っており、同じよ
うな作風のこの本は、正直、物足りなさを感じます。

この先、恩田さんならもっと書けるはず! という期待も込めてキビシめに☆2つに
しました。 う〜ん
本書は『光の帝国』に続く「常野物語」シリーズ第2弾だが、前作の続きではなくシリーズの番外編といった方がよいかも知れない。
本書に登場する春田一家は、『光の帝国』に登場する春田一家のおそらくは二代か三代前の先祖と思われるが、彼らの能力もまた、『光の帝国』の春田一家と同様、「しまう」ことにある。
しかし本書の中では、一家の末息子である光比古の役割は重要ではあるものの、彼らはあくまでも脇役であり、物語の中心は語り手である峰子と、彼女の想い出の中心にほのかに輝く「聡子様」である。

峰子が「聡子様」と過ごした幼き日々は、彼女自身が述べるように、彼女が最も幸せだった時代である。
その彼女の記憶に語られる日々の出来事は、どれをとっても懐かしくも優しく、ときには悲しみや切なさを伴いつつも、いつまでもその至福のときが終わらなければいいのにと、そんなはかない願いがストレートに伝わってくる。
しかし、その優しい想い出のままで物語が終わればいいのだが、読後に残る思いは後味の悪さばかりである。

ラストでは峰子の現在である終戦直後に時が戻り、すっかり生きる気力を失い、途方に暮れてしまっている現実が映し出される。
締め括りの「彼らが、そして私たちが、これからこの国を作っていくことができるのか、それだけの価値のある国なのかどうかを彼(光比古)に尋ねてみたいのです。」との述懐は、単に峰子が置かれた終戦直後の暗い絶望的な状況に対する問いかけというよりも、むしろ現在の先行きの見えない日本に対しての、作者が峰子の言葉に託した読者へのメッセージではないかと思う。

しかし、その答えを、その救いを、作者自身に示して欲しかった。
あの救いようのない絶望的な物語である『光の帝国』においてさえ、救いを与えてくれた作者なのだから。 宝石のように美しくも大切な想い出と、後味の悪さ
常野一族という一風変わった一族がいる。
『光の帝国』で、春田の血筋の書見台が一族ではない家に所蔵されていたとちらりと出てきた。
その書見台を有していた旧家と集落を中心に、19世紀末の「にゅう・せんちゅりぃ」を迎えようとする日本が牧歌的に描かれている。
だが、その新しい世紀が戦争の世紀であったことは、現代の読み手にとっては既知であり、描かれる世界が美しいほどに喪失の予感で胸が痛む。
「しまう」「響く」ことは特別でも、本を読み、人と触れあい、気持ちを揺れ動かすことなら、誰しも日常的にしていることだろう。
そうやって他者を感じながら、一人一人が、今、この時、この国を作っている。主人公の最後の問いかけは、読み手への問いかけであり、警句である。
不思議であると同時に美しい、静かに胸を打つ本だった。 不安な時代への警句と希望

ひなぎく純真女学園 (1) (リュウコミックス)

[ コミック ]
ひなぎく純真女学園 (1) (リュウコミックス)

・ふくやま けいこ
【徳間書店】
発売日: 2008-02-20

参考価格: 770 円(税込)
販売価格: 770 円(税込)
ひなぎく純真女学園 (1) (リュウコミックス)
ふくやま けいこ
ふくやま けいこ
カスタマー平均評価:  4.5
ああっ!この冬服のスカートがいいのだっ!無地のギャザーですよ!
制服なのに!たまらーん!
主人公のジャージもいいですが。
いや!やはり! 注目すべきは冬服のスカート
ふわふわ、ほわほわっとした世界がそのまま4コマに!
ふくやまけいこファンなら買いです。
ただ、紙質が残念。
巻末カラーも可愛い。
百合ではありませんが、萌えどころはキャラクターにあります。
メガネっ娘好きな方にも。
ふくやまけいこイズム
男性ですが昔のふくやまけいこさんの漫画が好きで久しぶりに買えてなつかしかったです。一方的で理不尽な愛に爽快感 を感じました。絵柄の愛らしさは変わりませんね。 ひなぎく純真学園
ふくやまけいこさんのマンガが好きなので即購入して読んでみたのだが、正直言って、「なんじゃこりゃ?」でした。ストーリーは全然訳が分からないし、何と言えばいいのか?でもいいのである。何せ、ほのぼのほんわかふくやまワールド全開で、「なんじゃこりゃ?」もいい意味なんだし、ストーリーなんてどうでもいいのである。とにかくふくやまワールドを楽しみたい人はぜひ買いましょう。
なんじゃこりゃ?
即物的、直接的なのはいらない!と言う人向け。
ふくやまさん自身乗って描いてるのか。線がいきいきと踊り読んでいて本当に楽しい。 光あふれる右往左往

光の帝国―常野物語 (集英社文庫)

[ 文庫 ]
光の帝国―常野物語 (集英社文庫)

・恩田 陸
【集英社】
発売日: 2000-09

参考価格: 520 円(税込)
販売価格: 520 円(税込)
光の帝国―常野物語 (集英社文庫)
恩田 陸
恩田 陸
カスタマー平均評価:  4
初めて読んだ恩田陸の作品で、その後何冊か読んだ中でも最も好きな作品。

読みやすく、入り込みやすい。
不思議な現実感があって、本当にこういう人たちがいるように感じてしまう。

ちょっとした気分転換にオススメ 不思議な本
作者は萩尾望都ファンで、とくに本書は『ポーの一族』に似ているという話を以前から聞いていて、一度読んでみたいと思っていましたが、今回読んでみて、成程、部分的には確かに似ていると思いました。 
似ていると思ったのは「手紙」という話で、いろんな時代にあちらこちらの場所に出没するツル先生が、果たして同一人物だろうかという話ですが、これは『ポーの一族』の「ランプトンは語る」にそっくりです。 

「いったい、日本中、どれだけの場所でこの先生は草履を履いて校長をしていたのだろう。」(「手紙」より) 
「世界のどれほどの地域、どれほどの年代にわたって、偶然にもエドガー・ポーツネルという名が書類にちゃんと記されているのか?」(「ランプトンは語る」より) 
この相似は決して偶然ではなく、作者は『SF Japan』06年秋号での萩尾望都との対談で、「私は『ポーの一族』のなかで、とりわけ「ランプトンは語る」が好きなんです。」と語っていることからも、「手紙」の設定や上記文章の相似は、「ランプトン〜」を意識してのものであるのが明らかです。 
また、「常野(TOKONO)一族」の母音も「ポーの(POONO)一族」とまったく同じです。 
ただ、似ているのはここまでで、後はそれほど似ているとの感じはありません。 

本書の中核は表題作「光の帝国」で、これは超感動作で、この話だけでも本書を読む価値はあろうというものです。 
逆に他の話は今ひとつというか、中途半端な感じのものが多いのですが、「常野物語」というシリーズのようなので、本書の中の話の大半が序章のようなもので、これから物語が膨らんでいくのでしょうね。何にしても、続きもまた読んでみたいシリーズです。 本家本元は『ポーの一族』(?)
 不思議な能力を持った常野の人々にまつわる連作短編集。とはいっても、一話一話に終わりはなく、次を感じさせる構成になっています。何でも記憶できる春田一家、先のことが分かる美那子、200年も校長をやっているツル先生、自分の”飛ぶ”力を思い出した亜希子、裏返すか裏返されるかの戦いを続ける瑛子。これら、常野一族の能力はなんのためにあるのか。これから彼らはどう生きていくのか。話はどんどん広がりそうで、この先ずっとシリーズ化してほしいなあと思うような作品でした。

 タイトルにもなっている「光の帝国」の章では、悲しい出来事に思わず涙ぐんでしまいましたが、最後の「国道を降りて・・・」は、常に在野にあれとあちこちに散らばっていった常野の人々が、これから徐々に居場所を求めて集結しそうな気配を感じさせるとともに、過去と現在がつながる不思議な因縁に少し心があたたまりました。最後は清々しい終わり方で、私まで心穏やかな常野の人々とふれあったような不思議な感覚が残りました。

 恩田陸の作品は、いつもジャンル分けができないなあと思いますが、これもそうですね。ファンタジーという一言ではくくれない、奥の深い作品なんです。何度も読み返したくなる、ステキな作品でした。 続きが読みたい
一つ一つの物語は短くて、時系列に並んでいるわけではないので、人物とその能力、物語同士のつながりの把握のため二度読み直しました。世界の端々でそれぞれの物語や生活を持つ常野の血をひく人々が、知らず共通した何かに大きな仕事に向かっているという大きなくくりの中、彼らの壮絶で悲しい過去と謎が解き明かされてゆくのですが、わたしは表題の「光の帝国」と不思議な一家とこころある先生との交流があたたかい「大きな引き出し」が好きでした。それから、何十年も校長先生をしているツル先生が見殺し(ではないけれど)にしてしまった子供たちとの邂逅が描かれる「国道を降りて…」も。常野の人々は遠くの音を聞き分けたり、知識を際限なく覚えたり…といった特化した能力を持っているのですが、多くのファンタジーのように不死身でも、一般よりも丈夫なわけでもなく、ある意味では一般の人々と同じです。彼らは、静かに目立つことをせずに暮らしていても、しらず見出され、一部の目立つ能力のおかげで、ひどいめにあったり阻害される可能性を持ち続けています。常野の人々はいつのまにか、わたしの住む世界のある人々と次第にかさなってゆきました。すべてを読んだ後で、「光の帝国」の中の「お祈り」を読むとすべてが凝縮されたものを見たような気持ちになりました。苦渋の中の自己肯定の継続という難しいことをしてきた常野のこどもたちには頭がさがる思いでした。はじめは、「光の帝国」のあまりの辛さに安全さを感じないと書いたのだけれど、それをがんばって読んだあとには贈り物をもらった気持ちになりました。 ひそやかに生き、つないできた特殊な能力を持つ常世の人々を描いた短編集
もしかしたら、自分の居場所はほかにあるのではないか。今ここではなく、どこか遠くに。子どもの頃、そんなファンタジーを持ったことはありはしないか。
なにか特別な力を与えられ、なにか特別な運命の元に呼ばれ、なにか特別な使命を背負い、なにか特別な仲間と出会い、なにか特別な私が生まれる。
しかし、少数派であるというだけで「特別」になってしまう側から見ると、迫害される悲しみがあるかもしれぬ。ただ当り前に生まれただけであるのに、特別なものを勝手に用意されてしまって。
そんな葛藤を織り込みながらも、すっきりと淡く優しく儚げに、幻が田舎の風景に描き足されていくと、とても魅力的な人々が透けて見えてくる。

常野の一族の伝説や噂話のような、遠くのほうに位置する物語から始まり、読み進むにつれて、少しずつ、どのような一族であるのかがわかるような順序で収められている。
読み終えて思う。光の帝国は子どもたちの帝国。子どもが子どもらしく、その子らしく過ごせる、そんな世界であるのではないか、と。
読み終えたときは、きっと少しきれいな顔になれるだろう。 いつかこの場所へ

1/25(イチガツニジュウゴニチ) (ダ・ヴィンチブックス)

[ 単行本(ソフトカバー) ]
1/25(イチガツニジュウゴニチ) (ダ・ヴィンチブックス)

・多部未華子/恩田陸
【メディアファクトリー】
発売日: 2009-01-21

参考価格: 2,100 円(税込)
販売価格: 2,100 円(税込)
1/25(イチガツニジュウゴニチ) (ダ・ヴィンチブックス) ※一部大型商品を除く
多部未華子/恩田陸
多部未華子/恩田陸
カスタマー平均評価:  5
ぱっと見、ごく普通の女の子。特別美人、とも思わなかった。
でも、ドラマで見る演技がとてもチャーミングで、彼女には注目していました。

露出、多くない。甘えた顔、しない。

だけどただ立っているだけで、レンズを見つめているだけで、ドキッとしてしまいました。
強く、だけどいつ壊れてしまうか心配になるほどまっすぐに清らか。

媚びることを知らない、自然体で素朴な魅力がぎっしり詰め込まれています。
そんな多部未華子が、私は大好きです!

朝ドラ初の写真集「つばさ」も引き続き素晴らしかったですよ。
2冊セットで、オススメです! こんなに美しかったのか、多部未華子!
恩田さんのファンなので、書き下ろし小説があるというので、
注目がさらに大だった今回のフォトブック。

もうめちゃくちゃかわいかったです。
小説を読んでいると意識しなくても自然と
その女の子のイメージが多部ちゃんになってて、
さすが恩田さん!というかんじなのですが、
そこから抜け出したかのようなあとに続く多部ちゃんの写真の数々。

寝起きっぽい写真とか、もう、どうしようって感じです。
凛とした雰囲気+ちょっとした幼さ、というのが、
多部ちゃんの魅力かなーとおもうのですが、
そのギャップの混在する瞬間をかなりうまく切り取ったものが
満載された1冊です。
あ。バレエをしてる多部ちゃんもすきだなー。

あと、自分へのお手紙みたいなのがあって、それもよかった。
前よりもっと、多部ちゃんが好きになりました。
多部未華子さん待望のフォトブックです。写真集ですがさすがに水着はありませんしページ数もさほど多くありませんが、キャミソールなど普段見れないカットなどもあり満足でした。素の表情がグッドです! かわいい
まるで、ひとつの映画をみたような濃密な本でした。
フォトブックなので、もちろん8〜9割は写真なのですが、ただの写真集ではありませんでした。
『夜のピクニック』恩田陸さんが多部ちゃんをイメージして書き下ろしたという小説、ロングめのインタビュー、多部ちゃん自身が書いた手紙風エッセイ、そして多部ちゃんらしい写真の数々……そのひとつひとつすべてが、衝撃的というか(という言葉が適当なのかどうなのか自信ありませんが)。いまこの瞬間にしかいない多部ちゃんがものすごく鮮明に焼き付けられていて、そして、次の瞬間には多部ちゃんが「今」を脱ぎ捨ててゆく予感さえも感じられて、かわいい、とか、いい、とか、一言ではまとめられない。いとおしいような、せつないような、いろんな感情にさせられる本でした。
いや、もちろん、多部ちゃんは、とってもかわいいし、ちょっとドッキリさせられる写真もあって、ふつうの写真集としての満足度も十分高いです。
多部ちゃん!

ネクロポリス 下 (朝日文庫)

[ 文庫 ]
ネクロポリス 下 (朝日文庫)

・恩田 陸
【朝日新聞出版】
発売日: 2009-01-09

参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
ネクロポリス 下 (朝日文庫)
恩田 陸
恩田 陸
カスタマー平均評価:  3
夢中になって読みました。舞台が架空の世界なだけに、入り込めるかどうかで大きく意見が別れそうですが、私はツボにはまりました。ラストは余韻があり、なかなか物語から抜け出せなくなります。しばらくは放心状態。これだから読書はやめられない…と思わせてくれる作品でした。 独自の世界
今回初めて恩田陸の作品を読みました。ファンタジーとホラーとミステリーの融合、独特の世界観、一人一人のキャラが立ってる…ところまでは手放しに褒められるのですが、他の皆さんが仰るように、やはり終わり方が余りにも残念。冒険が冒険になってない(むしろ旅行?)、あんなに張っておいた謎が一気に呆気なく解決、それと同時に私の、ネクロポリスに対する思いも消滅。この作品、あと余計に200ページくらいあったらきっと名作になったんだろうなぁ…って思います。 何とも言えない…
 サテ、謎が謎を呼ぶ上巻に続き、相変わらず独特な舞台で話は進みます。
 そして息を潜め、ボートでVファーを脱し、いよいよ謎の塔に忍び込む主人公、ラインマン、その他1名と1匹!
そこにはなんと…なにも待っていなかった…。
 この3人と1匹、なにしに行ったんだ? 爽快感のない冒険活劇
恩田ワールド全開で、
奇妙な異世界ファンタジーへと連れ出してくれる、
とってもおもしろい作品!
時間を忘れて、上下巻ともに一挙に読んでしまいました。

とてもおもしろかったものの、
すっきりしないエンディングや、
「結局、だからこの物語は何だったのか?
何がいいたかったんだろうか?」
という疑問がわいてきて、
読んでいる時はおもしろいけど、
読み終わって意外と何も残らない部分もあります。

暇つぶしには最適ですが、
正直それ以上の広がりはないかなという感じです。 おもしろい!けど・・・
ここで終わりですか?
が正直な感想だった。今までの饒舌はどうなるんですか?
謎解きに入ってから急に話が見えにくくなったというのが、自分の感想です。
最終的にはとっても日本的に感じます。
でもあくまでもネクロポリスなのだけれどもね。 尻切れトンボ

ネクロポリス 上 (朝日文庫)

[ 文庫 ]
ネクロポリス 上 (朝日文庫)

・恩田 陸
【朝日新聞出版】
発売日: 2009-01-09

参考価格: 756 円(税込)
販売価格: 756 円(税込)
ネクロポリス 上 (朝日文庫)
恩田 陸
恩田 陸
カスタマー平均評価:  4
V.ファーという架空の場所、架空の文化。
ちょっとわかりづらい設定も、読み進むうちに
気づけばすっと世界に入ってゆけました。
なんといってもその展開のすごさ!
次から次へと不可解な事件がおきて、
ぐいぐい話しにひっぱりこまれてゆきます。
よくわからない世界での事件なのに、
目の前で事件が起きているような臨場感もあり。。。
これは面白い〜と次々読みすすんでしまったのですが、
ああ、その最後が・・・。
詳しくは書きませんが、
主人公たち中心人物が蚊帳の外になってしまったようなエンディングで
私的には不完全燃焼。
うーんわかったような・わからなかったような。。。
うまくごまかされてしまったような気分。
最後がよければ最高!!だったのに、とっても残念です。
でも、読んでいる間は楽しくて、とっても幸せでした。
すごく面白い!・・・あれ?
久々に、本を読む醍醐味を。
これ、小学校の時、読みたかったなー。
学校の図書室の少し埃っぽい空気、
放課後の西日を、思い出す。
ファンタジーとミステリーと少しホラー。
日本とイギリスのミックス。
民間伝承と、ほんの少し宗教的な。
私も、浴びるように、紅茶を飲みまくりたい。
紅茶のためのブレイク。
V.ファー、グーグルアースで見たら、さぞおもしろいだろう!!
文庫でなく、単行本で読みたかった本かも。
そのうち、単行本版、買いそうです。

本を読む醍醐味を。
恩田ワールド全開で、
奇妙な異世界ファンタジーへと連れ出してくれる、
とってもおもしろい作品!
時間を忘れて、上下巻ともに一挙に読んでしまいました。

とてもおもしろかったものの、
すっきりしないエンディングや、
「結局、だからこの物語は何だったのか?
何がいいたかったんだろうか?」
という疑問がわいてきて、
読んでいる時はおもしろいけど、
読み終わって意外と何も残らない部分もあります。

暇つぶしには最適ですが、
正直それ以上の広がりはないかなという感じです。 おもしろい!けど・・・
謎が謎を呼んでどんどん深みにはまる作品です。
作者の想像力は無限大に広がるかのような感じすらします。
あの終わり方で、後編を迎えるということは、耐え難い我慢が必要になります。 謎なぞ
V.ファーは、英国と日本の文化が奇妙な融合を見せている島である。
一年に一度、「ヒガン」と呼ばれる時期だけ、このV.ファーの北東にあるアナザー・ヒルという地域で、生者と死者が再会することができる。その年のヒガン、アナザー・ヒルに集まった生者たちの一番の関心事は、シリアル・キラー「血塗れジャック」。

アナザー・ヒルで、被害者から「血塗れジャック」についての証言を聞こうと意気込む生者たちの前に、次々と事件が起こる、と形式上はミステリに属するが、背景設定は異世界ファンタジーであり、既成のジャンル分類に嵌らない恩田陸らしい、複合的なエンターテイメントになっている。

V.ファー、特にアナザー・ヒルの文化設定はかなり複雑なのだが、その文化をきちんと理解できていない日本人を主人公においているので、読者もそれに合わせ、ストーリーが進むにしたがって少しずつ理解していくことができる。
また、著者の情景描写は巧みなので、奇妙な文化を持つ地の不可思議な風景も映像的に頭に思い浮かべられる。

そうして作品世界に入り込んでしまえば、舞台、キャラクター、謎、それぞれの魅力に酔わされながら、次々とページをめくっていくことになる。
そして、「ねじの回転―February moment」でもそうなのだが、恩田陸作品が上下分冊になるときの上巻の幕切れのしかたは絶妙で、すぐさま下巻を開かずにはいられなくなってしまう。


というわけで、下巻のレビューに続きます。 恩田陸ワールド、満開。

ドミノ (角川文庫)

[ 文庫 ]
ドミノ (角川文庫)

・恩田 陸
【角川書店】
発売日: 2004-01

参考価格: 580 円(税込)
販売価格: 580 円(税込)
ドミノ (角川文庫)
恩田 陸
恩田 陸
カスタマー平均評価:  4
この作品の登場人物の多さに最初は圧倒したけど、読むうちに顔と性格がイメージできて慣れればすっっごい面白いです! 現実にはありえなそうだけど本当にあったら…(笑)1人1人に意味があり、それが形や現実となって表現されてるなと感じました。兎に角これは読んで損はさせません!! 偶然=必然
やんちゃな感じです☆

マンガっぽくて、読みながら登場人物たちが動いている様子が目に浮かんできます。

本当に悪い奴なんか絶対出てこないで、みんなどっかで幸せになる。
そんな「陽」の世界の一冊でした。

ありきたりなコメントかもしれませんが、、、落ち込んだときとかに読んだら元気になれると思います。
おすすめです。 やんちゃで陽気な世界観
本当に軽い。軽いしキャラクター設定がアニメ風。話は面白くない。このレベルの内容なら誰でも考えられるのでは。似たような小説で「最悪」があり、それに比べると全てが劣る。小中学生が読むのにいいかもしれない。 ライトノベル
東京駅周辺で繰り広げられる、日常コメディ。
派手なお話しではないけど、ハラハラドキドキします。
通勤、通学で東京駅、または東京駅周辺にいらっしゃる方だと、かなり楽しめます。
本を読んだ後、東京駅周辺の散策をしても楽しめます。
何気ない日常のエンターテインメント。
読み終わった後、スッキリします。
恩田陸作品の中で私は「ドミノ」が一番好き。 東京駅エンターテインメント
登場人物が非常に多いですが分かりやすく書かれており読みやすかったです
こういう表現が正しいのかは分かりませんがとてもスピード感があり次々とページをめくってしまいます
前半から中盤にかけて並べられてきたそれぞれのストーリー(=パーツ)が最後に一気に倒されていくのは「やられた!」の一言です スピーディー

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 更新日 2009年5月31日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール