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  話題の日本作家が集結。秋の夜長を読書で楽しもう!!

海堂 尊

  アイテム一覧  
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ゆほびかGOLD幸せなお金持ちになる本 (Vol.4) (マキノ出版ムック) 極北クレイマー ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫) ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫) 螺鈿迷宮 上 (角川文庫) 螺鈿迷宮 下 (角川文庫) 死因不明社会 (ブルーバックス 1578) ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ) ジーン・ワルツ ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
ゆほびかGOLD幸せなお金持ち.. 極北クレイマー ジェネラル・ルージュの凱旋(下.. ジェネラル・ルージュの凱旋(上.. 螺鈿迷宮 上 (角川文庫) 螺鈿迷宮 下 (角川文庫) 死因不明社会 (ブルーバックス.. ナイチンゲールの沈黙(下) (.. ジーン・ワルツ ナイチンゲールの沈黙(上) (..

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ゆほびかGOLD幸せなお金持ちになる本 (Vol.4) (マキノ出版ムック)

[ ムック ]
ゆほびかGOLD幸せなお金持ちになる本 (Vol.4) (マキノ出版ムック)

・苫米地 英人 ・本田 健 ・小林 正観 ・斎藤 一人 ・竹田 和平 ・高津 理絵 ・中河 原啓 ・海堂 尊
【マキノ出版】
発売日: 2009-03

参考価格: 800 円(税込)
販売価格: 800 円(税込)
ゆほびかGOLD幸せなお金持ちになる本 (Vol.4) (マキノ出版ムック)
苫米地 英人
本田 健
小林 正観
斎藤 一人
竹田 和平
高津 理絵
中河 原啓
海堂 尊
苫米地 英人
本田 健
小林 正観
斎藤 一人
竹田 和平
高津 理絵
中河 原啓
海堂 尊
カスタマー平均評価:  4.5
雑誌好きにはたまらない編集です。ただ情報が古い感じがします。この時代にあっているかはご自身の判断に任せます。個人的には、ツキの大原則、で全てをカバーできると思うので、★を減らしました。 懐かしい
正直言って苫米地さんはキャラとして受け付けないところがあります。
故に私は苫米地ワークにも懐疑的です。
ですが、この人の特殊音源は個人的に非常に相性がいいようです。
効果は二の次で、この人のチョイスした音楽を楽しむ為に聞いています。
(英語脳プログラムを持っていますがこれも私には心地よい音楽です。
集中力と持続力は上がります。)
私は、カセットテープぐらいしかない頃から(20年以上前)アルファ波音源だの
ヒーリング音源だのメディテーション音源だのへミシンクだのかなりの音源を
聞いてきました。
が、正直全ての音源の音自体のセンスに不満があり、効果云々の前に
聞き続ける事が出来ませんでした。
苫米地音源はなぜか非常に聞いていて心地よく、できるだけ長く聞いていたいと感じます。
特にこの音源は、強力な不眠症の私でもイヤフォンをしたままぐっすり眠れてしまい、
ちょっと驚いています。
惜しむらくは、それが特殊音源の効果なのか、単に苫米地さんの音楽センスと
個人的に合っているのか分からないというところです。 意識を超えて?
夢実現CDをいつも聴いています。
心地よくて、脳に良さそうです。
頭が、少しずつ冴えて来ているような気がします。
まだ結果が出ていないので星4つです。 夢実現CDがいい
今回付録の「すごい夢実現CD」はスゴイ効果ですよ〜♪
単に「安眠CD」として寝る前に聴くだけでも、すごくリラックスして眠れますが、これを聴きながら本を読むと、理解力が爆発的に上がります!!

おかけで、今まで敬遠してたビジネス書や学術書を、自ら読もうという気になれました。 Dr.ベッチー最高!!
私は やる気出したいときは モーツァルト等を聴くのですが モーツァルトも 長時間同じ曲は聴くのは難しい。このCDは長時間聴くのが 楽。寝てる時も 起きてる時も。聴くとまず 掃除したくなりました。実は 子供の頃からゴミ屋敷に住んでいて 両親に ゴミを捨てることや 掃除や 整理整頓を 拒まれていたので 結婚して子供が出来て 事業を起こしても 自宅も事務所もゴミ屋敷。CD聴いて 高津理絵先生の著書を読むと 掃除したくなった。もう10日は 夢中で掃除しております。車で10回以上ゴミを処理場 に捨ててます。窓や玄関や室内を掃除して水拭きしております。まだまだ ゴミ屋敷で あと3ヶ月は かかりそうです。目標は 高級ホテルみたいな 綺麗でピカピカな快適住まいにすること。掃除できない場にエンドレスでこの音楽を流しておくと ほかの場所にいても その場所を掃除したくなった。夢の次元を上げて 聴くと 長時間聴くことが出来ます。私は この宇宙の全次元に 神様の「みこころ」に叶う 素晴らしいことが 私にも出来ると イメージしております。掃除のほかに、必要なものが 格安で買えたり しております。自分の人生が変わるのがわかります。自宅や会社や車で聴く為と 予備に6冊買いました。だらだら仕事を出来なくなり 勤務時間外は 働けないようになり いかにして効率良く 喜ばれる仕事が出来るか なんて 考えてます。今もこれからも最高に楽しい。感謝します! CD最高

極北クレイマー

[ 単行本 ]
極北クレイマー

・海堂 尊
【朝日新聞出版】
発売日: 2009-04-07

参考価格: 1,680 円(税込)
販売価格: 1,680 円(税込)
極北クレイマー ※一部大型商品を除く
海堂 尊
海堂 尊
カスタマー平均評価:  4
登場人物のキャラクターがベタで読んでいて笑える。こんなアホなおっさんいるなー、とか滑稽な人など。自分はもう少しましな人間だと思っているので高見見物しているようで面白い。だが気付かないうちに自分自身が社会でクレイマーになってしまってるのではないかと読んだあと寒くなった。文句の多いクレイマー。嫌だ、嫌だ。ストーリーの展開がとてもよかった。先を読みたくなり一気に読める。姫宮という登場人物の本当の役割がなんだったんだろうと余韻が残った。次の作品が待ちどうしい。 クレイマー
実際にモデルの病院があると知り愕然とした。
患者の未収金が2億円もあるなんて、
病院では医療費は支払わなければ帰宅できないのでは?
どうやってそんなことができるのか?
今まで「謙虚でおとなしい」と称賛されていた日本人の真の姿は、
医療現場では個々に主張し自分の内を守る、
これらのクレーマーなのかもしれない。
著者は医療サスペンスのスタイルを取りながらも、
実は崩壊した日本人のモラルを取り戻すことを提言しているのかもしれない。



日本人のモラル
全体的に、期待していた姫宮の活躍が少ない、
速水先生の関わりもほんのちょっと、
忘れた頃に世良先生。
いつもながらリンクのさせ方が上手な海堂ワールドですが、
「バチスタ」や「ジェネラル」で、
海堂尊の医療ミステリーにはまった人にとっては
肩すかし感が強い作品になりました。

でも地域医療の根深い問題が
この作品によってより深く理解できた。

疲れ切った三枝先生が、
バチスタ事件のニュースを見ながら
「私も、コイツと同じように扱われるんだろうか」
とつぶやいたシーンには、涙が出てしまった。

三枝先生の頑張りに星四つ。 三枝部長の嘆き
また医療問題の提起があり読み応えがあると同時に小説としても

おもしろかったです。

磁場が狂った場所としての設定が面白い。

キャラクターも非常にユニークでワールド炸裂で

お薦めです。 おもしろい
バチスタといえば今や心臓外科バチスタ先生よりも海堂氏のことが真っ先にあがるであろう。それくらいインパクトがある作品でした。その後の一連の作品は医療問題をうまく盛り込みながら連載フィクション小説として完成された感があります。しかしながら最近の作品は登場人物の思いや発言に自分の医療に対する主張を写し込み過ぎているのではないでしょうか?文脈を介さなければ論説文のようです。
今回は作品の結末も今ひとつしっくりしませんでした。 What's new ?

ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)

[ 文庫 ]
ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)

・海堂 尊
【宝島社】
発売日: 2009-01-08

参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
ジェネラル・ルージュの凱旋(下) (宝島社文庫)
海堂 尊
海堂 尊
カスタマー平均評価:  4.5
ナイチンゲール・・の、女性目線の書き口にいまいち馴染めずだったので、ちょっとどきどきしながら手にした本作。



でも、一気に引き込まれてしまった。
正直、あたしが1995年からファンである堺雅人さんがジェネラル役だっていうので、かんっぜんに堺さんの姿をまぶたに浮かべてほぼうっとりモードで読んでいたからということをさっぴいても、十分に楽しめた。第一作の白鳥・田口の完全なチームプレイは残念ながらやっぱり少し隠れ気味だけど、エシックスコミッティーでの白鳥のかましっぷりやらジェネラル・ルージュの逸話に隠されたもうひとつのルージュの意味やら、最後の最後にほんのり見せるレンアイモードだとか、前回は盛りこみすぎてあふれ出ていた感のあるエピソードがそれぞれ、ぴたっとうまく収まって、オーケストレーション成功!って感じ。

あえて微妙だったのはナイチンゲール・・と並べて読むと、明らかに会話がずれていたり場面がちょっとずつずれているところ?
これをザッピングのように楽しめるか、若干の違和感を覚えるかは人それぞれかもしれない。
特に主人公の速水先生は、裏でこんな展開だったらナイチンゲール・・でのやりとりはいくらなんでも軽すぎるのでは?なんて、ほんの少し、あたしには違和感が残った。
同じ時間軸で起こったかもしれない、二つの不連続な物語・・というとらえかたをすればいいのだろうか?


ただ、結論としていうと、デビュー作ほどのインパクトはないけれど、安心の3番バッター!って感じ。次も読みたい!と、引きずられる惚れた女の弱味みたいな気分で、★バーンと5つ!つけました!
お風呂をすませてベッドに入って読め!眠れなくなるノンストップ必至の本!
文章が時々回りくどかったり、長すぎたりとテンポが悪い部分がいくつかあり、これまでの他の作品よりもレベルが高くない気がしました。
表紙にもある救急救命ヘリも話しにもっと出てこないと、読者に内容の誤解を与えかねないのでは・・・?と思いました。
しかし、後半部分の多重事故での救急現場の話は面白く読めました。 表紙はこれでいいのかな?
東城大学病院のICU病棟を支配する
ジェネラル・ルージュ速水部長。
彼を収賄で告発する文書が、リスクマネジメント委員会に届けられた。
リスクマネジメント委員長・田口は
エシクッス・コミティの依頼を受け、友人である速水を調べるが。。
「ナイチンゲールの沈黙」とリンクする時系列のお話。

エシックスでの審議、そして速水の進退、告発者の謎。
さまざまな要素が、その他の要素も組み込みテンポよく描かれています。
謎の要素は控えめですが、小説の構成が勢いよさ
登場人物たちの会話の軽妙さ、そこに滲む医療への想いにひきこまれました。
医療の現場での問題提起という要素も、大きく取り扱われていたと思います。
華のあるお話でした。
勢いのいい作品
白鳥の活躍が少ないのはちょっと残念な感じはするが、個人的にはバチスタよりも本作の方
が好みである。
特に、最後の大事故による救急救命のシーンは圧巻である。

どこまでがリアルでどこからがそうではないのかはわからないが、現場を知っている著者
ならではないだろうか。
日本の医療における救急医療の惨状を読者に強く訴える作品である。 大事故による救急救命のシーンは圧巻
上下巻一気に読みました。

今回の作品は有名な「バチスタの栄光」とは一味違い、推理小説の要素は薄いのですが、
ストーリーがテンポ良く、また登場人物も個性的でありとても満足の読み応えでした。
今回は田口・白鳥コンビは脇役的な役回りで、速見部長なるICUの将軍を
中心に物語は展開していくのですが、特に下巻のハイライトとしては、
会議室の中での「言葉と言葉のぶつかり合い」だと思います。
自分もオブザーバーになった気持ちで言葉の応酬にぐいぐい引き込まれていきました。

また田口・速見に対抗する敵役が非常にネチネチして非常に嫌な奴ですので、
その相手に対して舌を巻くような論理の展開をして言いくるめてしまうのが爽快ですね。
映画の出来はちょっとわかりませんが、小説は楽しめますよ。
また私は前作を読まずにこの作品を読みましたが、特に問題なく楽しめました。
確かに所々でストーリーがクロスしていますが、大筋にはあまり影響していないかな
と思います。 メディカルエンターテイメント!

ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)

[ 文庫 ]
ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)

・海堂 尊
【宝島社】
発売日: 2009-01-08

参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
ジェネラル・ルージュの凱旋(上) (宝島社文庫)
海堂 尊
海堂 尊
カスタマー平均評価:  4
「チーム・バチスタの栄光」シリーズ3作目。

前2作も面白かったが、この作品がさらに上をいく面白さだった。

海堂さんすごいな〜 おもしろい!
ナイチンゲール・・の、女性目線の書き口にいまいち馴染めずだったので、ちょっとどきどきしながら手にした本作。



でも、一気に引き込まれてしまった。
正直、あたしが1995年からファンである堺雅人さんがジェネラル役だっていうので、かんっぜんに堺さんの姿をまぶたに浮かべてほぼうっとりモードで読んでいたからということをさっぴいても、十分に楽しめた。第一作の白鳥・田口の完全なチームプレイは残念ながらやっぱり少し隠れ気味だけど、エシックスコミッティーでの白鳥のかましっぷりやらジェネラル・ルージュの逸話に隠されたもうひとつのルージュの意味やら、最後の最後にほんのり見せるレンアイモードだとか、前回は盛りこみすぎてあふれ出ていた感のあるエピソードがそれぞれ、ぴたっとうまく収まって、オーケストレーション成功!って感じ。

あえて微妙だったのはナイチンゲール・・と並べて読むと、明らかに会話がずれていたり場面がちょっとずつずれているところ?
これをザッピングのように楽しめるか、若干の違和感を覚えるかは人それぞれかもしれない。
特に主人公の速水先生は、裏でこんな展開だったらナイチンゲール・・でのやりとりはいくらなんでも軽すぎるのでは?なんて、ほんの少し、あたしには違和感が残った。
同じ時間軸で起こったかもしれない、二つの不連続な物語・・というとらえかたをすればいいのだろうか?


ただ、結論としていうと、デビュー作ほどのインパクトはないけれど、安心の3番バッター!って感じ。次も読みたい!と、引きずられる惚れた女の弱味みたいな気分で、★バーンと5つ!つけました!
お風呂をすませてベッドに入って読め!眠れなくなるノンストップ必至の本!
確かにテンポよく一気に読めます。全体的に表現がしつこいですが、それなりにエンタテイメント性は高く、何となく勉強になったかのような気もします。一応お薦めできる範疇にはあります。
しかし、本当に下らない突っ込みかもしれませんが、ディテールがちょいちょいダサく、興を削がれます。
そもそも、真っ赤なリップを塗る男ってどうよ!?
最初、顔色よく見せるためにちょっと塗ってこすり落とした程度かと思いましたが、きっちり塗るとは想定外でした。
また、リップ/口紅/グロス とかはよく使うワードですが、「ルージュ」って死語では。
ジェネラル・ルージュ(=血まみれ将軍)”の異名を取る・・・ ?何それ。ププ
大体ルージュの使い方、これでいいんですか。血まみれはどっちかっていうとbloodyて感じですが。

ほかにも突っ込みどころが満載・・・ 

こういうのが気になるのって心狭い証拠でしょうか。。
でも、センスが感じられないのです。 ちょいちょいダサい
東城大学のICU病棟を支配するのは、
赤の将軍と称される速水部長。
卓越した救急医療の技術と枠にはまらないやり方で
信奉者も多いが敵も多い速水部長を
収賄疑惑で告発する文書が、リスクマネジメント委員会のもとへ届けられた。
リスクマネジメント委員長・田口は、それを調べることになり。。
「ナイチンゲールの沈黙」と同じ時間に起きたICU病棟の事件。

待っていました!という感じです。
前作「ナイチンゲールの沈黙」は、とらえどころのない印象で
「チームバチスタの栄光」は一作限りの大ヒットだったのかと疑念を抱いていましたが
このお話を読むと、そんな懸念は一瞬で消えました。
正義感の強いICUの看護師・翔子、
患者を救うことだけを命題に掲げるジェネラル・ルージュ速水、
そしておなじみの田口先生。
田口先生の外部からの印象が、
田口先生自身の考える自分自身と乖離しているのをうかがわせる会話なども
おもしろかったです。
まさに凱旋
前半は登場人物の回りくどい、いささか誇張されすぎた説明や、馴染みのない英略語が多いのが気になる。
しかし後半になってやっとエンジンがかかってきて、医療現場の臨場感ある感じで引き込まれてきた。
下巻が楽しみである。 スロースターター

螺鈿迷宮 上 (角川文庫)

[ 文庫 ]
螺鈿迷宮 上 (角川文庫)

・海堂 尊
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-11-22

参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
螺鈿迷宮 上 (角川文庫)
海堂 尊
海堂 尊
カスタマー平均評価:  4
人物の中身の描写やすかっと気持ち良く割り切れる方法論を愛して海堂ワールドに参加した人がこけるとしたら、ナイチンゲールかこれかだと思う。


論理的に構築された展開というよりむしろ、心理的だったり表層的だったり。
登場人物が個々として書かれているというよりもむしろ、事件の被害者としてのまとまりとして描かれていたり。


誰の視点で物語をとらえていいのか、誰に肩入れして読んだらいいのかわからずに、
結局最後まで寄りかかるべきものが見付からずに、立ちっぱなしで足が痺れたみたいな読後感。


最初の田口・白鳥コンビがインパクトがありすぎて、そうしてそのラインだと期待していた姫宮があまりに個性を描かれなさすぎて、
だからあたしは軸足を定められずに揺れつづけ、酔ってしまうのですよ。


螺鈿迷宮。
そうか、螺鈿だからか。
読者は引きずられて進む。
ぐるぐる巻きのきらきら階段を永遠に降りていくように、ぐるぐるぐるぐる、ふわふわと。
タイトルだけじゃないよ、目が回る注意!
留年を重ねている無気力な医学生・大吉は
幼馴染の葉子の策略で、桜宮病院へ取材のため潜入することに。
病院、老人介護センター、ホスピス施設、宗教施設が一体になった
桜宮病院と双子・病院碧翠病院は、はじめ画期的な病院に見えた。
しかしなぜかやたらと死亡者が多く。。。

「チームバチスタの栄光」シリーズの番外編的お話。
時系列でいうと「ナイチンゲールの沈黙」「ジェネラル・ルージュの凱旋」の後。
特に「ナイチンゲールの沈黙」の登場人物とはかなり関わりが深く
名前だけ登場していた人物も、ここでは登場。
シリーズのメインキャラで考えると、
これまで話にだけ登場していた白鳥の部下・氷姫が登場。
医療問題としては、終末医療について詳しく描かれています。 氷姫、登場
終末期医療の問題に焦点を当てた小説。

白鳥・田口コンビが活躍するシリーズのスピンオフで、設定している時期としては、
『チームバチスタ』のあと、若干『ナイチンゲール』と平行した時期。

本編に比べると、著者の思いと言うか、主張がかなり色濃く反映されていて、
医療の問題について、小説を愉しみながらも頭に強烈な印象として残っている。

本編は、白鳥が出てくるまでのグダグダした感覚があまり好きではない。
(だからこそ、白鳥が出てきた後の爽快感が増大するのだが)
一方、この本は、主人公の天馬をはじめ、キャラクタが躍動的で、魅力的。

本編より一気に引きこまれて読んでしまった。 チームバチスタとナイチンゲールをつなぐストーリー
病理専門医である海堂氏が小説を通じて、医療の実態を訴えている。
本小説の中で書かれている終末期医療、死亡時医学検索といった儲からない医療は大学病院ではやりたがらず、地元のお妾病院に回しているという箇所は、おそらく現代医療の問題点であろう。
小説を通じて、医療の実態を垣間見ることができる。

物語としては、おなじみの「白鳥」が上巻から登場、バチスタ、ナイチンゲールでは名前しか登場していなかった「姫宮」も登場する。

下巻はこれから読むので、上巻のコメントはこれまで。 小説を通じて医療の実態を訴える
ジェネラルルージュで看護師見習いをした氷姫こと姫宮が登場。
ミスドミノらしさを全開。
一連のシリーズを読んでいるので、知っている人物が活躍(?)する様子は面白い。
読んでいない人からすると、きっと怪しくもあり変な人たちと見えるのだろうな。
バチスタシリーズの東城大学と同じ町の桜宮病院が今回の舞台。
壮大な一連のシリーズ。ストーリーの盛り上がりはいまいちだけど、シリーズのつながりで☆4つ。 ミスドミノが活躍。

螺鈿迷宮 下 (角川文庫)

[ 文庫 ]
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)

・海堂 尊
【角川グループパブリッシング】
発売日: 2008-11-22

参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)
海堂 尊
海堂 尊
カスタマー平均評価:  3.5
人物の中身の描写やすかっと気持ち良く割り切れる方法論を愛して海堂ワールドに参加した人がこけるとしたら、ナイチンゲールかこれかだと思う。


論理的に構築された展開というよりむしろ、心理的だったり表層的だったり。
登場人物が個々として書かれているというよりもむしろ、事件の被害者としてのまとまりとして描かれていたり。


誰の視点で物語をとらえていいのか、誰に肩入れして読んだらいいのかわからずに、
結局最後まで寄りかかるべきものが見付からずに、立ちっぱなしで足が痺れたみたいな読後感。


最初の田口・白鳥コンビがインパクトがありすぎて、そうしてそのラインだと期待していた姫宮があまりに個性を描かれなさすぎて、
だからあたしは軸足を定められずに揺れつづけ、酔ってしまうのですよ。


螺鈿迷宮。
そう、ぐるぐる巻きの階段を永遠に降りていくように、ぐるぐるぐるぐる、ふわふわと。 目が回る読後感に注意!
「バチスタ」で、テンポの良い語り口に魅力され、「ナイチンゲール」で、煙にまかれた様な感覚に首を傾げ、今回のこの作品で憤りを感じている。殺したいほど憎むのと、殺す事は明らかに違う。イジメで自殺した子供を持った親は、苛めた相手を残虐な殺し方で殺してそれでOKか。自殺に追いやった「苛めた相手」を責め、自殺してしまった子供をも責め、なによりも自殺させてしまった自分を責め、無限ループの中で何とか生きようともがいているのに。ただの殺人鬼家族を、主人公の相手を大きく見せる為だけに言葉で飾りたてる事が許せない。原罪という重い言葉をもっともらしく持ち出すなと思う。「人殺しはあんただけだ」と言ってやれ。作者は医者らしいがこの人の患者にだけはなりたくないと思った。 どうしても許せない…
終末医療の最先端として注目を集めていた桜宮病院。
だが潜入取材を試みていた医大生・大吉は、
病院の死亡者の多さに驚いていた。

おどろおどろしい雰囲気でしたが、きっぱりミステリとしても
驚かされる展開でした。
「チームバチスタの栄光」のシリーズとしては
白鳥とその部下・氷姫が登場。
田口先生もちょっとだけ登場しています。
「チームバチスタ」事件の影響が深く事件にかかわったお話で
綺麗にまとめあげられた「チームバチスタ」事件の爪痕を考えさせられるお話でした。 「チームバチスタの栄光」事件の爪痕
終末期医療の問題に焦点を当てた小説。 

白鳥・田口コンビが活躍するシリーズのスピンオフで、設定している時期としては、 
『チームバチスタ』のあと、若干『ナイチンゲール』と平行した時期。 

本編に比べると、著者の思いと言うか、主張がかなり色濃く反映されていて、 
医療の問題について、小説を愉しみながらも頭に強烈な印象として残っている。 

本編は、白鳥が出てくるまでのグダグダした感覚があまり好きではない。 
(だからこそ、白鳥が出てきた後の爽快感が増大するのだが) 
一方、この本は、主人公の天馬をはじめ、キャラクタが躍動的で、魅力的。 

本編より一気に引きこまれて読んでしまった。 チームバチスタとナイチンゲールをつなぐ物語
著者(海堂氏)は、本書などの小説を通じてAI(オートプシー・イメージング)の導入を推進している。
しかし、現実には、AIの導入によって影の部分に光が当たり、困る組織や人がいて、導入は困難そうである。
どう困難そうかは、本書にて読み取って欲しい。 AI(オートプシー・イメージング)導入に向けた光と影

死因不明社会 (ブルーバックス 1578)

[ 新書 ]
死因不明社会 (ブルーバックス 1578)

・海堂 尊
【講談社】
発売日: 2007-11-21

参考価格: 945 円(税込)
販売価格: 945 円(税込)
死因不明社会 (ブルーバックス 1578)
海堂 尊
海堂 尊
カスタマー平均評価:  4.5
『チームバチスタの栄光』の作者が本業の病理医の立場に戻って社会に問題提起した意欲作である.作者の永年の主張が,現状の分析や死体検査の具体的な手法を紹介することを通じて手際よくまとめられており,専門家には理解しやすい内容である.ただし,死体検案や解剖の現場に立ち会ったことのない行政や一般の人々にはイメージしにくい内容であったかもしれない.病院のように内因性急性死を多数扱う現場では,しばしば患者さんの家族が「司法解剖」「行政解剖」「病理解剖」の区別すら知らされぬまま解剖検査に死因を委ねていることを経験する.病院病理医は法医学的な死体検査の方法を何処かで研修すべきであろう.
 本書の内容にあるように,監察医務制度が機能している東京都などを除けば,日本のほとんどの地域で死体検案業務は極めて杜撰な状態である.司法警察による外表所見のみに基づく検視では真の死因を究明することはできないし,病理医による内臓中心の解剖でも外因死や中毒死が見逃される可能性がある.作者の主張するようにAiの導入によっても脳内出血や腔内出血など粗大な臓器損傷や病変を検出することはできても,冠動脈の閉塞などを描出することは困難であろう.医師不足の現状で期待薄ではあるが,法医学者や法医病理を志す医師の養成が焦眉の急であることを改めて痛感した. 法医専門医不足を憂える
本書は奇数章は、別宮葉子と白鳥の対話形式で記述される。偶数章は、実証データを使って説明される。論旨は分かりやすいように思える。同じことを何とも言っているので、著者の言いたいことはよくわかる。こういう内容がいいたいがゆえに、バチスタシリーズなどの小説を書いているんだなと思う。特に、『イノセント・ゲリラの祝祭』は、こういうことがいいたかったんだなとおもいます。

今や解剖は2%台になって、死因がはっきりしないケースが増えてきている。そういう社会は、無監査医療が出現し、それは無責任医療へと移行することになる。そうなると、医療は崩壊し、治安は悪くなる。これは、厚生労働省は解剖に対して費用拠出がなされていないのが原因ではないだろうか。医学の進歩のためにも、死因がはっきりさせるためにも、Aiという画像診断を中心とした、解剖を包含した形の「死亡時医学検索」という概念が必要ではないか。

無知は罪なんだろう。そして、無知は考えようとしない怠惰の中に棲息している。
Aiという画像診断を中心とした、解剖を包含した形の「死亡時医学検索」という概念
死体のCTを取っている人がいるらしい・・・と同僚に聞いて、しばらく考えて、ハッとした。悪趣味なだけかと思いきや、ひょっとして、世界に類を見ない大発見なんじゃないかと。日本の医療設備・日本人の死生観・日本の司法状況にはピッタリで、どうしても導入しておきたいシステムなんじゃないかと。

死後のCTまたはMRIをとり、大部分不明なまま心不全となっているご遺体の本当の死因を探れば、うそ臭い体表検索で事件性の有無を結論付けたりすることもなくなり、絶滅危惧の状態にある解剖の件数不足を補えるのではないか?

pubmedで論文を死後画像の漁っているうちにこの本にたどりつきました。比較的up to date な内容でおすすめです。
死因を特定するシステムを構築しなければならない!
この本では、日本の解剖率が2%しかないこと、それにより死因不明が死者の98%にもなることについての
説明がなされ、それが厚生省の失策のせいでこのように解剖率が低くなったことが書かれています。

そして、その解決策として死体の画像診断(Ai)を行うことにより、すべての死者に対して解剖を行うことよりもはるかに
負担の少ない方法で死因がわかるという解決方法を提起しています。

Aiについての解説と、日本の医療問題についての解説があり、医療問題に関心のある方の一読をお勧めします。

また、同じ著者のフィクションに登場する新聞記者「別宮葉子」と厚生省のキャリア官僚「白鳥圭輔」が登場し解説を加える
章が1章おきに書かれており、小説のファンの方には読みやすくなっていると思います。 死因不明98%
2007年11月20日リリース。帯には『チーム・バチスタの栄光はこの本を書くために生まれた!』とある。確かに『チーム・バチスタ・・・』に登場する『Ai』の必要性を論破した一冊である。論破しているのがロジカルモンスター白鳥なのが面白い。講談社ブルー・バックスでフィクションの中の人物が語る本は本書が初めてらしい。

多くの図・写真・表を用意し、ロジカルモンスター白鳥をも凌駕する筆者の論理展開がスゴイ。まずは法律自体の矛盾を論破し、次に厚生労働省の意図的な『不作為』を論破し、軽くマスコミの不勉強をつつき、死体解剖における日本の体制不備の原因を追及する。そしてその上で、『Ai・・・オートプシー・イメージング Autopsy imaging(死亡時画像(病理)診断)』の重要性と医療制度への導入の有用性と合理性を説く。資料は筆者の母校である千葉大学医学部の後ろ盾もあり、実に適切だ。厚生労働省は何ら反論できないだろう。

この本にも出てくるが、マイケル・ムーアの『シッコ』が痛烈に批判しているアメリカの医療制度に日本の医療も向かっているような気がしてならない。厚生労働省自体が年金問題にしても医療制度にしても余りにもお粗末で、霞ヶ関自体を何とかしないと法律の改正もままならないのが感じられる。この本を読んでいちばん思うのは厚生労働省の不作為と一部『識者』の無能力を放置することはもうできない、ということだ。『死因』だけでなく『年金』も『後期医療』もみんなめちゃくちゃだ。こういう国は世界中で日本ただ一つだと思うのはぼくだけだろうか。

救いなのはただ一つMRIやCT設備が世界で一番日本にはある、という一点だけだ。それを生かさない理由などないだろう。厚生労働省キャリアに無理矢理読ませたい一冊である。 厚生労働省キャリアに無理矢理読ませたい一冊

ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)

[ 文庫 ]
ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)

・海堂 尊
【宝島社】
発売日: 2008-09-03

参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
ナイチンゲールの沈黙(下) (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
海堂 尊
海堂 尊
カスタマー平均評価:  3
おかえりぃ。


ようやく、白鳥氏のご登場!
田口先生からは怨まれると思うが、多くの読者がこの尊大かつ強引な暴君を待ち焦がれていたに違いない。


あれあれ?
でも、残念なことに白鳥さんは今回、同級生だった加納刑事に抑えられて、前回の火の鳥ぶりはやや抑えられてしまっています。
わがままし放題・・にしようにも、たぶん生態系で上位にあるんでしょうな、加納刑事は。見事に白鳥さんのはちゃめちゃぶりの振れ幅は小さいです。はいとても一般の振れ幅に戻っちゃってます。

ちらほらと超人ぶりは書かれていますが、でも正直、前作のパワーに比べると半減。

事件も、前作のAIを浸透させようという試みに比較すると、なにを言いたかったのかがいまいち薄い。


面白い、標準以上。
でも、なんだか中途半端・・飲物に例えたらビタンサン。


・・・いろんなサイトを見たら本来これは、次回作のジェネラル・ルージュの凱旋とペアの作品だったのを二つにわけたらしい。ははぁ、なるほど。

というわけで、作者の、あるいは編集者のワナにはまって、次回作のジェネラル・ルージュに手を伸ばすのであった・・
飲物に例えればビタンサン。
歌の上手な看護師・小夜は、
酔いどれ迦陵頻伽と呼ばれる有名な歌手・冴子と
彼女のマネージメントを務める城崎に見込まれた。
一方、小夜が務める小児科病棟の問題児・瑞人の父親は殺され
警察が調べ始めていた。

「チームバチスタの栄光」の続編として読むと
田口先生や白鳥といった登場人物がそろっているという楽しみと
前作とまったく違うテイストにとまどうという難点がありました。
見事ななぞときで爽快感があった前作に比べ、
小夜たちの歌という脳の働きのラインと
素朴な印象のミステリの両輪は、小粒な感じがしました。
お話としては面白かったですが、前作のインパクトが強かったから
ちょっと残念な感じでした。 血を吐き歌うナイチンゲール
チーム・バチスタの栄光に続き、ロジカルモンスター白鳥登場。
物語を事件解決に導く...が、推理小説と考えると事件解決の方法は余りにも現実離れしています。
境界線を教えるべき大人が、易々と境界線をまたいでみせたことが、事件を複雑にさせたという総括に関しては同感です。 境界線を教えるべき大人が、易々と境界線をまたぐことの罪
歌声が脳波に与える影響をミステリー化させた
ところに無理がある。
これは小児科の子どもたちの物語としてまとめた方が
無難であったように思う。
医療ミステリーにこだわる必要もなかったのではないかと
感じます。特にこの物語に白鳥さんはいなくてもいいし。
オレンジ病棟物語として描いたほうが感動があってよかった
かもしれない。無理なミステリーは面白くない。 白鳥を無理に連れてこなくても・・・
白鳥が登場して少し面白くなったが、
盛り上がりに欠けた。
ミステリー小説だと思い読み進めたが、
なんだか納得していないままにフィナーレまでいってしまった。 こんな結末ですか。。

ジーン・ワルツ

[ 単行本 ]
ジーン・ワルツ

・海堂 尊
【新潮社】
発売日: 2008-03

参考価格: 1,575 円(税込)
販売価格: 1,575 円(税込)
ジーン・ワルツ ※一部大型商品を除く
海堂 尊
海堂 尊
カスタマー平均評価:  4
産婦人科の医療問題について
切り込んだ作品。

不妊治療、人工授精、妊娠、出産、代理母出産…etc
現在問題になってるさまざまな産婦人科医療について
リアルに書かれています。

出産は安全なもの、という概念は危険だということを
改めて思い知らされました。


障害を持って産まれることがわかっている赤ちゃん
生まれてすぐに死ぬことがわかっている赤ちゃん

終盤の出産シーンは感動して涙します。


ラストは予想できた内容で
理恵の執念みたいなモノを感じずにはいられなかったけど
現実とシンクロしている部分が多いだけに
架空の世界、と思えないような。


うん、やっぱり出産ってすごい。


そんな作品でした。 産婦人科医療問題に切り込む
これは正直男性陣にはキツい。
多分理解しても感情が追いつかないだろうと苦笑してしまった。

少子化対策と謳いながら医療と産科を崩壊させる国と厚生省
女性を産む機械としか認識せず、妊婦を盥回しにして現場に責任を押し付ける
古い法律に縛られる社会、潰される事を恐れしり込みする産科学会
不妊治療に顕微授精そして代理母の問題
どんな手段を使っても、たとえ法律や医療制度に反してでも子供が欲しい
それがそんなにいけないことだろうか
産科医の激減と共に崩壊した地域医療
産まないという選択の奥で産めないという苦しみを隠す女性達
一体この国の少子化は誰が作ったのか

そんな現実をいとも簡単に一刀両断する理恵に、私は快感すら感じる
クールウィッチは颯爽と未来へ羽ばたき、
戦いの行く手を阻むものに容赦なく刃を突きつける
その冷たい怒りと鮮やかな報復に、
犯罪ではあっても思わず拍手を送りたくなる女性は多いのではないか
そうこれは崩壊する医療の影で軽んじられ
虐げられてきた女性たちの精一杯の抵抗と復讐劇なのだろう

作中に登場する女性達
理恵の予想に反して彼女たちは子供を守る為強く逞しい変貌する
相手の男性が誰でももはや関係ない
障害を背負っていても、たとえその子が生きられないと分かっていても
女から母親になった女性達はただ全力で赤ん坊を守り、愛情を注ぐ
そして生の対岸にいて、彼女達と赤ん坊を命を賭して守り抜き慈悲を与えるマリア
その姿に冷徹で計算高い魔女も涙を落とす
だってジーン・ワルツ(遺伝子のワルツ)はこんなにも素晴らしい
その尊さと奇跡を、女性としての全てを失い
魔女にならざるおえなかった理恵は悲しいほどよく分かっている

理恵の想いを医者の卵達はきちんと受け取ったようだ
寄り添う金田と鈴木の姿が未来に希望を与えていて微笑ましい

最後に理恵は清川を代表する男たちに、読者に誘いかける
それは剣のように鋭い敵意でもあり、抗い難い甘美な毒であり、
彼女なりの精一杯の愛の告白
艶やかで毒々しく、けれど惹きつけてやまない美しい笑顔で手を差し出す
「ねえ、もう一度私と一緒に踊りましょう」
私達には彼女の手を払いのける事などできはしない
あまりにも鮮やかなどんでん返しに
「しもべになるのもわるくない」清川は苦々しく笑う
私が男なら迷わず跪くだろう
堕天使が祝福する悲しいまでに美しい魔女の旋律
彼女が潰される時はこの国の終焉であり
同時に私達の遺伝子がワルツを踊り終える時だから


そもそも"ワルツ"とは相手がいて成立するもの。
螺旋のように絡み合い命のダンスを踊る遺伝子は、正に男女の共同作業だ。
けれど厚生省も、官僚も、産婦人学会も、夫も、体を繋げた相手も。
理恵の手を取り医療と女性達を守る為に共に闘おうとはしない。
『ジーン・ワルツ』の題名には、
賛同する母親たちと理想という幻の城の中で、
独り孤独なダンスを踊り続ける理恵の姿を、示唆しているように思える。

男性諸君は医療社会の評論がどうのと硬くならず、
"魔女"曾根崎理恵のワルツに存分に翻弄されるといい。 妖艶な魔女のワルツに拍手を
生命を造る手助けに、人はどこまで手をかしていいのでしょうか? 難しい問題ですが、私は魔女の行為を全否定出来ません。 女性といわず、男性にも是非読んでいただきたい『生命について考えさせられる』一冊です。 いのちについて
著者の思想をぶつけた直球勝負の作品に感じた。
魔女(ウイッチ)の目的の為には手段を選ばない気迫がスゴイが。。。
ここまでして良いの??と最後に疑問符がついた。
とはいえテンポは良く、気持ち良く読み進められる作品ではある。




そこまでする??
まさに昨今、妊婦の急患がたらい回しにされている現実を背景に、官僚による地域産科医療の崩壊と不妊治療への無理解に立ち向かう美貌の女性勤務医を描く。 

主人公の女医理恵は産婦人科医として官僚から恩恵を受ける首都の大学病院に勤務する。専門は不妊治療。 

理恵は密かに日本では禁止されている代理母の出産を実行するが最後に謎解きが待っている。 

同時に、臨場感あふれる出産シーンは生命の誕生に感動を覚えさせる小説である。 
ミステリー仕立ての社会派小説。

ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)

[ 文庫 ]
ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)

・海堂 尊
【宝島社】
発売日: 2008-09-03

参考価格: 500 円(税込)
販売価格: 500 円(税込)
ナイチンゲールの沈黙(上) (宝島社文庫 C か 1-3 「このミス」大賞シリーズ)
海堂 尊
海堂 尊
カスタマー平均評価:  3
『チームバチスタの栄光』の海堂 尊の2作目。 

前作に負けず劣らずの面白さでした。 
ストーリーは一作一作で完結しているもののメインの登場人物はそのままなのでテレビドラマのような感覚で楽しめると思います。 海堂さんの作品はやはり面白い。
チーム・バチスタを読んだあと。

正直、逡巡はあった。
あまりに面白かったデビュー作の次は、そう、二度目のデートにも似ている。
嬉しいような、でも、なんだかちょっとだけういういしさがないような・・あれ、違う?


ページを開いてちょっとびっくり。
田口先生ではないの?看護師さんが主役?
ちょっとさびしかったけれど、でも途中からやっぱり出てくる田口先生。あぁよかった。
そうしてまたまた出てくる出てくる、個性たっぷりのメンバーたち。
死にかけの歌姫、アクの強い警察の役人、ひねくれた14才。

前回は影に隠れていた看護師さんたちの世界があざやかに切り取られる。
医者の世界もなんのその、権謀術数・人心掌握・毀誉褒貶。

あぁ、でも一部の人には怒られるかもしれないけれど、どうも女子の目線で書かれる小説って、感情的でいただけない。
思い入れが強くて気持ちでつっ走って、他人の目を気にして・・ぶっちゃけ、いらつく。
もちろん場面の転換で田口先生の目線に戻りもするのだが・・

なので前作よりも少しだけ、評価は低めで。
大ヒットの次回作は二度目のデートに似て。
医師が第三者機関の役人と、入院患者に関係する殺人事件を解明する物語。
がんばって最後まで読みました。早い段階で話の落ちの予想がついてしまいます。
全登場人物がひねくれたような、自分に酔ったようなせりふしか言いません。
別名、別名、とやたら別名が出てくるのも苦手でした。
ナイチンゲールの沈黙 - 我慢して読み終えました
歌の上手な看護師・小夜。
ある夜バーで、酔いどれ迦陵頻伽と呼ばれる有名な歌手の歌を聞いた。
だが迦陵頻伽・冴子のうたう「ラプソディ」を聞いた小夜は叫び
冴子は小夜にうたうよう勧める。
しかし小夜が「ラプソディ」をうたったとき、冴子が血を吐いて倒れ。。
「チームバチスタの栄光」の続編。

舞台は「チームバチスタの栄光」と同じく東城大学病院で
不定愁訴外来の田口先生も登場しますが
メインの登場人物は看護師・小夜と
その勤務先である小児科病棟の人々に変わっています。
また内容的にも、医療ミステリだった前回とはすこし雰囲気が異なり
小夜の個人的な過去や冴子の歌というところにメインが置かれています。
医療現場でのリアルな問題が描かれているのは同じですが。。
ちょっと判断の難しいお話です。 小児科病棟の歌い手
バチスタ、ナイチンゲール、ジェネラル・ルージュと読んだけど、基本的にこの著者の作品はライトノベルに近い感じがする。特にこのナイチンゲールの沈黙は、小夜や冴子の歌に関するエピソードがもはやファンタジー。そういった要素が気に食わない方は、ジェネラル・ルージュの凱旋を読まれた方が良いと思います。 時間軸も本作と密接にリンクしてますし、SF的要素や殺人事件も出て来ないし、より医療物として実際に勤務医である著者の長所が出ていると思います。 ライトノベル的かも

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 更新日 2009年5月31日(日)  ※ 表示価格は更新時のものです!      メール