芸術コミュニケーション講座
信州大学人文学部芸術コミュニケーション講座では、身体表現、美術表現、映像表現、音楽表現など、さまざまな領域を横断し、歴史的な堆積層ともいえる人類の思考の蓄積から、その表層である現代の「いま、ここ」における芸術表現方法を模索する研究を、理論と実践を融合させながら行っています。
文献研究と実践をもって、現代社会における芸術の存在意義を思考するとともに、芸術を読み解く力、アートリテラシーを養い、未来の豊かな文化を築いていくために、思考力・想像力・独創性をどのように社会で生かすことができるのか、学生自らが体験していくカリキュラムを組んでいます。
そこには、芸術表現を自らが思考すること、芸術家の作品を提示する制作プランを立てること、社会における公的機関と芸術家の間に入り、芸術表現の背景を支える役割として機能していくこと、など様々な視点から芸術に触れていく必要性があります。
芸術表現は、過去と現在を繋ぎ、アイデアや表現方法をもって新たな時代の思考・身体知を切り開いていく先端=“異物”として機能し続け、現代社会のさまざまな問題を提示する重要性も持ち合わせています。
2007年度、信州大学人文学部芸術コミュニケーション講座では、まつもと市民芸術館との提携により、現代舞台芸術と現代美術の融合を目指したアートイベント「そこにアート〜からだとかたちのあいだ〜」を、実現することができました。
大学という公的機関を発信源とし、若い世代である学生からの市民の方々へのアプローチ第1弾は、舞台芸術を上演する場所の日常を読み取り、そこからアートと日常生活との境界線を見つめなおすことからはじまりました。
また、第2弾として、2008年度では、すでに美術領域において國府理による展覧会”move to moving”を松本市美術館との共催にて行いました。
その他、まつもと市民芸術館でのオープンキャンパスなど、レクチャー、シンポジウム、展覧会、舞台発表、イベント、ワークショップ、と芸術を媒体に、様々な形式で松本市へのアプローチを行っております。